アクティビティ 1: 新しい熱解析を設定する
このアクティビティでは、[スタディ 1 - 熱解析]を作成し、次のことを行います。
- メッシュ サイズの定義
- 目的の単位系の選択
- モデルの材料の変更。既定では、シミュレーション スタディの材料は[デザイン]作業スペースで定義されている材料と同じものになります。
注: シミュレーションの最終目的は、メッシュに依存しない結果を得ることです。典型的なワークフローとしては、たとえば、メッシュ依存スタディを行い、メッシュを変更して結果に与える影響を確認します。このチュートリアルでは、計算時間を短縮する目的で比較的粗いメッシュを使用しています。
注: シミュレーションの単位は[デザイン]作業スペースに指定されている単位に依存しません。

モデルを最初にインポートしたときのブラウザ(左)。新しい熱解析スタディを作成した後のブラウザ(右)。
前提条件
- Fusion が起動している。
- データ ファイルの場所: [サンプル] > [基本トレーニング] > [11 - シミュレーション] > [熱交換器]。
手順
開始形状モデル[熱交換器]を[Z (上方向)]でデータ パネルの[基本トレーニング]フォルダから開きます。
- データ パネルが現在表示されていない場合は、画面上部の
[データ パネルを表示]をクリックします。
- データ パネルの最上位レベル(ホーム ビュー)は、[すべてのプロジェクト]と[サンプル]の 2 つのサブセクションに分かれています。[サンプル]に到達するまでスクロールダウンします。
- [基本トレーニング]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [11 - シミュレーション]フォルダをダブルクリックして開きます。
- [熱交換器]モデルをダブルクリックしてキャンバス内に開きます。
注: サンプル モデルは読み取り専用です。パーソナル プロジェクトにモデルのコピーを保存する必要があります。
開始形状モデルを保存するパーソナル プロジェクトを指定します。
([ファイル] > [名前を付けて保存])をクリックします。
- 名前フィールドに 熱交換器などの名前を入力します。
- [場所]フィールドの横にある矢印ボタンを展開します。
- 既存のプロジェクトを特定してクリックするか、[新規プロジェクト]をクリックして新しいプロジェクトを開始します。
開始形状モデルを保存するフォルダを特定または作成します。
- プロジェクト内のフォルダをダブルクリックして選択するか、新しいフォルダを作成します。
- 新しいフォルダを作成するには、[新規フォルダ]をクリックします。
- フォルダに対して 熱交換器などの名前を入力します。
- [Enter]を押します。
- フォルダをダブルクリックして、現在のファイルの保存場所にします。
- [保存]をクリックします。

新しい熱解析シミュレーション スタディを作成します。
- ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
![[シミュレーション]作業スペース](../images/tutorial/1-2-sim-workspace.png)
- [新規スタディ]ダイアログ ボックスで
[熱解析]を選択します。
メッシュ サイズを 10 mm に設定します。
- 大きいサムネイル イメージの右上隅にある
[設定]アイコンをクリックして、[設定]ダイアログにアクセスします。

[一般]設定が最初に表示されます。
- ダイアログの左フレームにある[メッシュ]を選択し、メッシュ設定を表示します。
- [絶対サイズ]をクリックし、入力フィールドに 10 mm と入力します。
- [戻る]をクリックすると、変更が適用されます。
- [新規スタディ]ダイアログで、[スタディを作成]をクリックしてスタディを作成し、ダイアログを閉じます。
既定の単位系を[メートル法(SI)]に変更します。
- ブラウザで、
[単位: カスタム]の上にカーソルを合わせてから、
[編集]をクリックします。
- [単位の設定]ダイアログで、[既定の単位セット]ドロップダウン リストから[メートル法(SI)]を選択します。
- [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。
熱交換器モデルの材料を[アルミニウム]に変更します。材料には、熱解析を実行するための伝導率が必要です。
注: Fusion の他の作業スペースで定義された材料は、[シミュレーション]作業スペースに自動的に適用されます。
([シミュレーション]作業スペース > [設定]タブ > [マテリアル]パネル > [スタディ マテリアル])をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
- [スタディ マテリアル]ダイアログで左下隅の[すべて選択]をクリックして、すべてのコンポーネントを選択します。
- いずれかのドロップダウン メニューで[スタディ マテリアル]を[アルミニウム]に変更します。
- [OK]をクリックして、[スタディ マテリアル]ダイアログを閉じます。

アクティビティ 1 のサマリー
このアクティビティでは、熱解析スタディを作成し、次のことを行いました。
- メッシュ サイズを 10 mm に定義
- [メートル法(SI)]単位系の選択
- モデルの材料をアルミニウムに変更