超弾性材料は非線形弾性材料で、弾性変形が非常に大きくなる可能性があるゴムやゴムに類似した材料のモデリング用に設計されています。一般的なプラスチックや金属では 2 ~ 3% 引き伸ばして変形から修復することができますが、超弾性材料は最大 500% まで引き伸ばすことができ、修復も行うことができます。
超弾性材料は完全な非圧縮性、またはほぼ非圧縮性の挙動を示します。完全な非圧縮性の挙動は Fusion では使用できませんが、体積ひずみ定数(D1)に大きな値を指定することで、ほぼ非圧縮性の挙動が実現されます。
超弾性材料のシミュレーションは正確な弾性挙動に基づいています。応力とひずみの特性の複雑さには関係なく、すべての材料は荷重が除去されると元の形状に戻ります(永続的な変形は発生しません)。 Fusion で超弾性材料をモデリングするには、2 定数の標準的な Mooney-Rivlin 材料モデルを使用します。
Fusion のマテリアル ライブラリには、定義済みの超弾性材料が含まれていません。ユーザは、[お気に入り]ライブラリで独自に超弾性材料の定義を作成する必要があります。作成した材料定義は、必要に応じて、ユーザが作成する超弾性材料ライブラリにコピーすることができます。
どのシミュレーション スタディでも、使用する超弾性材料を選択できます。線形解析の場合、基本的な材料特性のみが使用され、超弾性材料は線形等方性材料として近似されます。非線形解析の場合、基本的な特性の密度に加えて、ユーザが指定する高度な特性が使用されます。
基本的な材料特性のみを使用するスタディ | 高度な超弾性材料特性を使用するスタディ |
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