一般に、メッシュが過度に粗いと、結果として応力の予測が過少になります。通常、変位の結果は応力の結果と比べて、メッシュ品質や密度に対する感受性が低くなります。
結果の正確さを確保するには、メッシュ サイズを小さくしながらシミュレーションを何回か繰り返すのが良い方法です。メッシュの密度が高くなる(要素が小さくなって要素数が増える)と、計算される応力レベルが増加します。最終的には、応力の結果が均一になり、さらにメッシュ密度が高くなると、結果に与える影響が小さくなります。2 つの連続するメッシュ反復間で応力の変化がわずか(たとえば 1% か 2% 未満)になると、「メッシュ収束」または「結果の収束」と呼ばれる状態に達します。変位の結果は、応力の結果が収束する前に収束する可能性が高くなります。メッシュ収束に達した場合は、結果の精度に自信を持ってよいでしょう。
メッシュ収束スタディを実行する際は、元のジオメトリの一貫した頂点に基づいて応力を比較するのが最適です。メッシュは反復ごとに異なるため、節点の座標は反復間で変化します。比較しようとする応力が 2 つの異なる座標で発生した場合は、応力の比較が無効になります。このため、収束の位置にかかわらず、収束がモデル内の最大応力のみに基づくようにするのが最適です。