反力の結果

反力は、拘束されているアイテムが移動しないように保つために必要な力です。頂点、エッジ、および拘束のない面では、結果はゼロになります。反力モーメントも反力の分布と方向から計算することができます。

反力の結果は、次のスタディで利用できます。

反力の結果を使用する

特定方向の反力は、同じ方向に適用される荷重合計と大きさが等しく、方向が逆である必要があります。したがって、反力をチェックしてモデルの設定が正しいことを確認することができます。 コンター プロットには、すべての拘束された節点に沿って分布している個々の反力が示されます。次のオプションを利用できます。

たとえば、重量が 500 ポンドの鋼鉄ブロックが床の上に置かれている場合を考えます。このモデルに適用されるのは重力のみです。ブロックの底は、床からの支持を表すために固定されていますが、これはモデルには含まれていません。ブロックの底面に沿った反力の合計は、当然 500 ポンドに等しくなります。

また、反力を使用して、パーツを取り付けるために使用されるボルト、ねじ、リベットがその作業に適しているかどうかを確認することもできます。たとえば、アセンブリにボルト締結するパーツをシミュレーションするには、(ボルトをソリッドとしてモデリングするのではなく)固定拘束を使用してボルトを表すことができます。ボルトの位置の反力は、ボルトをせん断したり張力で損傷する強さがあってはいけません。反力がボルトの強度を超える場合は、設計でより大きいまたは強いボルトを指定する必要があります。

重要:ソリッド要素には、回転の自由度がありません。したがって、リストされたモーメントは、ノードの反力の分布と方向から計算されます。メッシュ サイズが細かいほど、プローブするときの個々のノードの反力は小さくなります。より多くのノードが合計反力を共有するからです。逆に、メッシュが粗ければ、個々のノード反力は大きくなります。ただし、個々のノードの反力はメッシュに依存しますが、選択した拘束の領域の合計反力はメッシュ サイズに影響されません。