アクティビティ 4: ファンを追加して空気を排出および取り込み、両方のスタディを解析する

このアクティビティでは、ファンを追加し、これによってコンポーネント温度を最大温度しきい値である 130 ℃ 未満に下げることができるかを確認します。ファンは既にモデリングされていますが、取り除かれています。

2 つのスタディを作成します。1 つは筐体からの排気効果を調べるもの、もう 1 つは筐体内への吸気効果を調べるものです。

筐体内への吸気効果を調べるために、次のことを行います。

前後の拘束

ファンのある電子機器の筐体(左)と、ファンのない筐体(右)。**

前提条件

手順

  1. Two Heatsinks シミュレーション モデルと関連するスタディ設定のクローンを作成して、これに Fans という名前を付けます。こうすることで、既存の結果を上書きせずに、モデルを変更することができます。

    1. [セットアップ]ツールバーで、単純化のアイコン ([単純化] > [単純化])を選択して[単純化]環境に切り替えます。
    2. [単純化]環境で、ブラウザで Two Heatsinks シミュレーション モデルを右クリックして、コンテキスト メニューを開きます。
    3. コンテキスト メニューの一番下までスクロールし、[シミュレーション モデルをクローン化]を選択して、[シミュレーション モデルをクローン化]ダイアログを開きます。
    4. [シミュレーション モデルをクローン化]ダイアログで、[スタディ 1 - 電子部品の冷却]が選択されていることを確認し、[OK]をクリックしてクローンを作成します。
    5. ブラウザで、クローン化したシミュレーション モデルをダブルクリックして編集モードを開始し、名前を Fan に変更します。
  2. ファンを元に戻します。

    1. キャンバスの下部にある[単純化]タイムラインで、最新のアクティブな修正を右クリックしてコンテキスト メニューを開きます。
    2. コンテキスト メニューを下にスクロールし、[フィーチャを省略]を選択して、ファンを元に戻します。
    3. [単純化]ツールバーで、単純化を終了アイコン ([単純化を終了] > [完了])をクリックして、[セットアップ]タブに戻ります。
  3. スタディの名前を 50 W Fan Push に変更します。

    1. ブラウザで、Fan シミュレーション モデルがアクティブであることを確認し、[スタディ 1 - 電子部品の冷却]をダブルクリックして編集モードをアクティブにします。

      [単純化を終了]アイコン

    2. 名前を Fan Push に変更して、キーボードの[Enter]を押します。

  4. 解析精度を維持しながら解析時間を短縮するために、ファンにコンポーネントの理想化を適用し、流量を 41 CFM に設定して、空気を筐体内に取り込みます。

    1. [セットアップ]ツールバーの[冷却]パネルで、ファンのアイコン [ファン]を選択して[ファン]ダイアログを開きます。

    2. キャンバスでファンを選択し、それが青色でハイライト表示されていることを確認します。

      ファンを選択

    3. [ファン]ダイアログで、[1 つのボディ]が選択されていることを確認し、[流量]41 CFM に設定します。

      ファンを選択

    4. [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。

  5. 50 W Fan Push スタディをクローン化し、この新しいスタディに 50 W Fan Pull という名前を付けて、流れの方向を反転させます。

    1. ブラウザで、Fan Push スタディを右クリックし、コンテキスト メニューから[スタディをクローン化]を選択します。

      スタディをクローン化

    2. ブラウザで、新しいスタディ Fan Push (2) をダブルクリックして、編集モードをアクティブにします。

    3. スタディの名前を Fan Pull に変更し、キーボードの[Enter]を押します。

    4. ブラウザで、ファンに関連付けられている 編集アイコン [編集]をクリックして、[ファンを編集]ダイアログを開きます。

      ファンを編集

    5. [ファン]ダイアログで、[方向を反転]をクリックして流れの方向を反転させます。

      方向を反転

    6. [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。

  6. スタディが正しく設定されていることを確認し、解析を実行します。

    1. [セットアップ]ツールバーで、緑色のプリチェック アイコン ([解析]パネル > [プリチェック])をチェックし、これが緑色で、白色のチェック マークが付いていることを確認します。

    2. 他のスタディに切り替えて、[プリチェック]が緑色になっていることを確認します。

    3. [セットアップ]ツールバーで、解析アイコン ([解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。

    4. [解析]ダイアログで両方のスタディを選択し、[2 スタディを解析]をクリックして実行し、ダイアログを閉じます。

      注: メッシュ生成と解析の実行には数分かかることがあります。
    5. 解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。

アクティビティ 4 のサマリー

このアクティビティでは、次のことを行いました。