このアクティビティでは、電子部品の冷却スタディを作成し、2 つのレギュレータに内部熱荷重と温度しきい値を適用して、基板コンポーネントがどの程度高温になるかと、2 つのレギュレータがそのしきい値を超えるかどうかを確認します。
解析を実行するには、アカウントのトークンまたは Fusion Simulation Extension のアクティブなサブスクリプションが必要です。Fusion Simulation Extension のサブスクリプションを契約していない場合は、7 日間の無償体験版をご利用ください。7 日間すべてのシミュレーション スタディにアクセスできます。スタディを設定するために、次のことを行います。
モデルを個人フォルダに保存する
電子部品の冷却スタディを作成する
材料を確認する
-Z 方向に適用されるよう、重力を変更する
レギュレータに熱荷重を適用する
温度しきい値をレギュレータに割り当てる
スタディを解析する
モデルを最初にインポートしたときのブラウザ(左)。**新しい電子部品の冷却スタディを作成した後のブラウザ(右)。
Fusion が起動している
トークン、またはアクティブなサブスクリプションのFusion Simulation Extensionです。
データ ファイルの場所: [サンプル] > [基本トレーニング] > [11 - シミュレーション] > [PowerSupplyEnclosure]。
開始形状モデル PowerSupplyEnclosure を[Z (上方向)]でデータ パネルの[基本トレーニング]フォルダから開きます。
データ パネルが現在表示されていない場合は、画面上部の [データ パネルを表示]をクリックします。
データ パネルの最上位レベル(ホーム ビュー)は、[すべてのプロジェクト]と[サンプル]の 2 つのサブセクションに分かれています。[サンプル]に到達するまでスクロールダウンします。
[Basic Training (基本トレーニング)\]フォルダをダブルクリックして開きます。
[11 - シミュレーション]フォルダをダブルクリックして開きます。
PowerSupplyEnclosure モデルをダブルクリックして、キャンバスで開きます。
開始形状モデルを保存するパーソナル プロジェクトを指定します。
開始形状モデルを保存するフォルダを特定または作成します。
新しい[電子部品の冷却]スタディを作成し、50 W no fan という名前を付けます。
ツールバーの上部左端にある[作業スペースを変更]ドロップダウン メニューをクリックし、[シミュレーション]を選択します。
[新規スタディ]ダイアログ ボックスで、 [電子部品の冷却]を選択します。
[スタディを作成]をクリックしてスタディを作成し、ダイアログを閉じます。
[シミュレーション]作業スペースのブラウザで、[スタディ 1 - 電子部品の冷却]をクリックして編集モードをアクティブにし、スタディの名前を 50 W no fan に変更します。
基板の材料と各種コンポーネントが適切であることを確認します。
[シミュレーション]作業スペースの[セットアップ]タブのツールバーで、 ([材料] > [スタディ マテリアル])を選択して、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
コンポーネント リストをスクロールして、一部のコンポーネントでは、FR4 や離散コンポーネントなどの、電子デザイン ライブラリの材料を使用していることを確認してください。このモデルは Fusion の[電子設計]作業スペースで作成されており、この作業スペースで割り当てられた属性は、[シミュレーション]作業スペースに自動的にインポートされます。
材料の確認が終了したら、[キャンセル]をクリックして[スタディ マテリアル]ダイアログを閉じます。
信号変圧器に最も近い電圧レギュレータ(A)に 1.0 W の内部熱荷重を適用し、変圧器から 2 番目に近いレギュレータ(B)に 50.0 W を適用します。
[最大温度]のしきい値を 130 ℃ に設定し、2 つのレギュレータ両方に割り当てます。これは、障害が発生するリスクなしで、レギュレータが達することのできる最大温度です。
[セットアップ]ツールバーで、 ([解析] > [プリチェック])を選択して、[プリチェック]ダイアログを開きます。
黄色の警告アイコンが表示されます。これは、スタディを解析することはできますが、一部の入力が理想的でない可能性があることを示しています。この場合、どのコンポーネントにも温度しきい値が割り当てられていません。温度しきい値を割り当てなくてもスタディを実行することはできますが、温度しきい値がない場合、[しきい値]のガイド付き結果と[温度しきい値]の結果は生成されません。
[セットアップ]ツールバーで、 ([しきい値] > [温度しきい値])を選択して、[温度しきい値]ダイアログを開きます。
キャンバスで 2 つのレギュレータを選択し、これらがいずれも青色でハイライト表示されていることを確認します。
[温度しきい値]ダイアログで 130 と入力し、キーボードの[return]を押します。
[温度しきい値]ダイアログで、[OK]をクリックして変更を適用し、ダイアログを閉じます。
重力が適用される方向を -Z 方向に変更します。
[セットアップ]ツールバーで、 ([環境] > [重力を編集])をクリックして、[重力を編集]ダイアログを開きます。
[重力を編集]ダイアログで、[方向のタイプ]を[角度(デルタ)]に変更します。
キャンバスでマニピュレータを使用して、[Y 角度]が -90.0 度になるまで重力の方向を回転させます。
[OK]をクリックして変更を適用し、ダイアログを閉じます。
スタディが正しく設定されていることを確認し、解析を実行します。
[セットアップ]ツールバーで、 ([解析]パネル > [プリチェック])をチェックし、これが緑色で、白色のチェック マークが付いていることを確認します。
[セットアップ]ツールバーで、 ([解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。
[解析]ダイアログで、[1 スタディを解析]をクリックして解析を実行し、ダイアログを閉じます。
解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。
このアクティビティでは、[電子部品の冷却]スタディを作成して、基板コンポーネントがどの程度高温になるかと、2 つのレギュレータが最大温度しきい値を超えるかどうかを確認しました。[電子部品の冷却]スタディを設定するために、次のことを行いました。