アクティビティ 2: メイン レギュレータのヒート シンクを元に戻し、解析を行う

このアクティビティでは、レギュレータ B のヒート シンクを使用して、ヒート シンクによってコンポーネントの温度を最大温度しきい値の 130 ℃ 未満にまで下げられるかどうかを確認します。ヒート シンクは既にモデリングされていますが、取り除かれています。

次のことを行います。

ヒート シンクのある基板とない基板

レギュレータ B のヒート シンクがある電子基板(左)と、ヒート シンクがない電子基板(右)。**

前提条件

手順

  1. 元のシミュレーション モデルのクローンと、それに関連付けられているスタディ設定を作成し、One Heatsink という名前を付けます。これで、元のシミュレーション モデルの結果を上書きすることなく、クローン化したモデルを変更できるようになります。

    1. [セットアップ]ツールバーで、単純化のアイコン ([単純化] > [単純化])を選択して[単純化]環境に切り替えます。

    2. [単純化]環境で、ブラウザで No heatsink シミュレーション モデルを右クリックして、コンテキスト メニューを開きます。

    3. コンテキスト メニューの一番下までスクロールし、[シミュレーション モデルをクローン化]を選択して、[シミュレーション モデルをクローン化]ダイアログを開きます。

      シミュレーション モデルをクローン化

    4. [シミュレーション モデルをクローン化]ダイアログで、[スタディ 1 - 電子部品の冷却]が選択されていることを確認し、[OK]をクリックしてクローンを作成します。

    5. ブラウザで、クローン化したシミュレーション モデルをダブルクリックして編集モードを開始し、名前を One Hex に変更します。

      クローンの名前変更

  2. レギュレータ B に関連付けられているヒート シンクを元に戻します。

    1. キャンバスの下部にある[単純化]タイムラインで、最新の修正を右クリックしてコンテキスト メニューを開きます。

    2. コンテキスト メニューを下にスクロールし、[フィーチャを省略]を選択して、レギュレータ B のヒート シンクを元に戻します。

      フィーチャを省略

    3. [単純化]ツールバーで、単純化を終了アイコン ([単純化を終了] > [単純化を終了])をクリックして、[セットアップ]タブに戻ります。

  3. 解析精度を維持しながら解析時間を短縮するために、ヒート シンクにコンポーネントの理想化を適用します。

    1. [セットアップ]ツールバーで、ヒート シンクのアイコン ([冷却] > [ヒート シンク])を選択し、[ヒート シンク]ダイアログを開きます。
    2. キャンバスでヒート シンクを選択し、そのヒート シンクがキャンバスで青色でハイライト表示されていること、および[ヒート シンク]ダイアログに[1 つのボディ]が表示されていることを確認します。
    3. [ヒート シンク]ダイアログで、[OK]をクリックして変更を確定し、ダイアログを閉じます。
  4. ヒート シンクの材料をアルミニウム 6061 に変更します。

    1. [セットアップ]ツールバーで、スタディ マテリアルのアイコン ([材料] > [スタディ マテリアル])を選択して、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
    2. キャンバスでヒート シンクを選択し、そのヒート シンクがキャンバスで青色でハイライト表示されていること、および[スタディ マテリアル]ダイアログでヒート シンク行が灰色でハイライト表示されていることを確認します。
    3. [スタディ マテリアル]ダイアログの[スタディ マテリアル]列で、ハイライト表示されているヒート シンク行を 2 回クリックして材料のリストを開き、[アルミニウム 6061]を選択して、キーボードの[Enter]キーを押します。
    4. [OK]をクリックして変更内容を確定し、ダイアログを閉じます。
  5. スタディが正しく設定されていることを確認し、解析を実行します。

    1. [セットアップ]ツールバーで、緑色のプリチェック アイコン ([解析]パネル > [プリチェック])をチェックし、これが緑色で、白色のチェック マークが付いていることを確認します。

    2. [セットアップ]ツールバーで、解析アイコン ([解析]パネル > [解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。

    3. [解析]ダイアログで、[1 スタディを解析]をクリックして解析を実行し、ダイアログを閉じます。

      注: メッシュ生成と解析の実行には数分かかることがあります。
    4. 解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。

アクティビティ 2 のサマリー

このアクティビティでは、次のことを行いました。