射出成形シミュレーション スタディを作成すると、既定の設定を使用してスタディが自動的に設定され、[設定の概要]ダイアログが開いて設定の詳細が表示されます。[設定の概要]ダイアログでは、設定を確認し、必要に応じて変更することができます。このアクティビティでは、次のことを実行します。
生け垣トリマ モデル(左)と解析準備のできた生け垣トリマ モデル(右)。
スタディ既定の材料のプロパティを確認し、その材料に対して樹脂温度と金型表面温度が適切であることを確認します。
[設定の概要]ダイアログまたは[シミュレーション]ツールバーで[材料]をクリックし、[スタディ マテリアル]ダイアログを開きます。
[スタディ マテリアル]ダイアログの材料テーブルの上で、選択した材料である[一般 PP]をクリックして、そのプロパティを表示します。
[スタディ マテリアル]ダイアログの左側のパネルで、[推奨される処理]をクリックして、製造元推奨の処理温度を表示します。
[スタディ マテリアル]ダイアログの値と[設定の概要]ダイアログの値を比較して、設定値が推奨値の範囲内にあることを確認します。
[スタディ マテリアル]ダイアログで[キャンセル]をクリックして、材料データベースを閉じます。
既定の射出位置の数と位置を特定し、必要に応じて編集して平坦面の上面に配置します。
[設定の概要]ダイアログで、[射出位置]のエントリを見つけ、1 つの射出位置が配置されていることを確認します。
射出位置の位置を特定します。
射出位置がモデルの下側にある場合は、射出位置記号を右クリックしてマーキング メニューをアクティブにし、[射出位置を編集]をクリックします。
[射出位置を編集]ダイアログが開いたら、射出位置記号の先端にある青い円をクリックして、上面の中心に移動します。
[射出位置を編集]ダイアログで、[OK]をクリックして変更を確定し、ダイアログを閉じます。
生け垣トリマ モデルの外側の面を外観要件が高い面として選択します。
[設定の概要]ダイアログまたは[シミュレーション]ツールバーで[外観要件が高い面]をクリックし、[外観要件が高い面]ダイアログを開きます。
[接線チェーン]が選択され、接続されているすべての面が一緒に選択されるようになっていることを確認します。
モデルで、平坦面の上部サーフェスを選択します。
上部サーフェスのすべての面が青色に変わります。
[外観要件が高い面]ダイアログで、[OK]をクリックして選択を確定し、ダイアログを閉じます。
[設定の概要]ダイアログで、もう使用しない場合は[閉じる]をクリックします。
スタディが正しく設定されていることを確認し、解析を実行します。
(\[シミュレーション]作業スペース > \[設定]タブ > \[解析]パネル > \[プリチェック\])をクリックして、[プリチェック]ダイアログを開きます。
黄色の警告アイコンが表示されます。これは、スタディを解析することはできますが、一部の入力が理想的でない可能性があることを示しています。この例では、射出位置を外観要件が高い面に配置しました。当面はここに配置したままにしてスタディを解析します。
[プリチェック]ダイアログで、提案を確認したら[閉じる]をクリックします。
(\[シミュレーション]作業スペース > \[設定]タブ > \[解析]パネル > \[解析])をクリックして、[解析]ダイアログを開きます。
[1 スタディを解析]をクリックして解析を実行し、ダイアログを閉じます。
*注: メッシュ生成と解析の実行には数分かかることがあります。
解析が完了したら、[閉じる]をクリックして[ジョブ ステータス]ダイアログを閉じます。
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