リトポロジ化の問題のトラブルシューティング

リトポロジ化オプション(Retopologize Options) (メッシュ > リトポロジ化(Mesh > Retopologize) > )で問題がないかメッシュをスキャン(Scan mesh for issues)がオンになっている場合は、入力メッシュに対して、リトポロジ化(Retopologize)が正常に実行されない可能性がある問題や、結果に悪影響を与える可能性がある問題がないかチェックされます。問題が検出された場合は、リトポロジ化の潜在的な問題のトラブルシューティング(Troubleshoot Potential Retopologize Issues)ダイアログ ボックスが表示され、警告と推奨されるトラブルシューティング手順が示されます。
次の表では、各警告について詳しく説明し、考えられる解決策を提案します。

問題

考えられる解決方法

入力メッシュ上のエッジが高い割合でハードとマークされる

できるだけ多くのエッジをソフトにします(メッシュ表示 > ソフト エッジ(Mesh Display > Soften Edge))。ハード エッジは、個別のフィーチャ(ハードな角度とコーナーなど)を維持する必要がある領域に限定します。
注: メッシュ上の現在のハード エッジを表示するには、目的のメッシュを選択して、表示 > ポリゴン > ハード エッジ(カラー)(Display > Polygons > Hard Edges (color))の順に選択します。

入力メッシュが非多様体である

非多様体を有効にした状態で、メッシュでメッシュ > クリーンアップ(Mesh > Cleanup)を実行します。

入力メッシュに薄い三角形が含まれている

薄い三角形を含む領域で メッシュ > 再メッシュ(Mesh > Remesh)を実行し、より均一なテッセレーションを生成します。

入力メッシュに短いエッジが含まれている

入力メッシュから短いエッジを削除するには、次の操作を実行します。
  • メッシュ > クリーンアップ(Mesh > Cleanup) > を選択します。
  • ゼロ長のエッジ(Edges with zero length)をオンにします
  • 長さ許容値(Length tolerance)を 0.0001 以下に設定します
  • クリーンアップ(Cleanup)をクリックします。

メッシュの前処理(Preprocess Mesh)がオンになり、リトポロジ化の潜在的な問題のトラブルシューティング(Troubleshoot Potential Retopologize Issues)ダイアログ ボックスに警告が表示されます

メッシュの前処理(Preprocess Mesh)は、特に、三角形が多く(10 万個以上)、トポロジ ノイズとメッシュの不具合が含まれている可能性がある入力メッシュ用に設計されています。これは、クリーンなジオメトリを持つ低解像度メッシュでの使用を想定していません。

メッシュの前処理(Preprocess Mesh)オプションの使用方法の詳細については、「リトポロジ化を使用してメッシュを前処理するためのベストプラクティス」を参照してください。

ヒント: これらの警告は一般的な情報を提供しますが、警告によっては、スクリプト エディタ(Script Editor)に追加情報が表示されることがあります。たとえば、入力メッシュに問題のあるエッジやフェースがある場合は、次の例のようなテキストがスクリプト エディタ(Script Editor)に出力されます。
// The selected mesh contains 3 edge(s) with a length less than 0.0001:
// mesh.e[25582]  mesh.e[51685]  mesh.e[75851] 

関連項目