リトポロジ化(Retopologize)を行って、すばやく、効率的にジョブを実行するには、できるだけクリーンなベース メッシュと設定を確実に準備する必要があります。一般に、リトポロジ化(Retopologize)は、フェースがほぼ均等に分散している、有機的な高ポリゴン オブジェクトで最適に機能します。メッシュのリトポロジ化で問題が発生した場合は、次の操作を試してください。
メッシュをリトポロジ化(Retopologize)する準備を整えるには:
- のリトポロジ化(Retopologize)で設定を行い、メッシュの前処理(Preprocess Mesh)を有効にします。特に、非常に高密度の入力メッシュがある場合に前処理を有効にすると、最終的なリトポロジ化(Retopologize)操作の速度が向上し、成功率が上がります。前処理を実行してリトポロジ化(Retopologize)の出力をテストします。
入力メッシュの密度があまり高くない場合や、メッシュの前処理が表示されない場合は、次の操作を試してください。
- メッシュを接続解除されたコンポーネントに分離します(を使用)。
- できるだけ多くのエッジをソフトにします()。ハード エッジを、個別のフィーチャを維持する必要がある領域、および完全なエッジ ループに限定します。
注: モデル上の現在のハード エッジを表示するには、目的のハード エッジを選択して、の順に選択します。
- 次のオプションを有効にして、メッシュ上でを実行します。
- 5 辺以上のフェース(Faces with more than 4 sides)
- 凹型フェース(Concave faces)
- 穴のあるフェース(Faces with holes)
- 非平面のフェース(Non-planar faces)
- ラミナ ジオメトリ(Lamina geometry)
- 非多様体ジオメトリ(Nonmanifold geometry)
- ゼロ長のエッジ(Edges with zero length)
- ジオメトリ領域ゼロのフェース(Faces with zero geometry area)
- 無効なコンポーネント(Invalid Components)
- 連続していない重複頂点を持つすべてのフェースを、2 つのフェースに分割します。
- 非常に小さいしきい値を持つすべての頂点でを実行して、非常に短いエッジをすべてマージします。
- メッシュでを実行して、コンポーネントを均等に広げます。
- メッシュのヒストリを削除します。
- モデルがハード サーフェスであるのか、それとも有機的メッシュであるかに基づいて、リトポロジ化(Retopologize)を適切に設定します。具体的には次のとおりです。
- 有機的なサーフェスの場合: 有機的なサーフェスの場合は、既定の設定を調整するのが理想的です。
- ハード サーフェスの場合: トポロジの規則性(Topology Regularity)およびフェースの均一性(Face Uniformity)に大きな値(1)を設定し、異方性(Anisotropy)に小さな値(0)を設定します。
- リトポロジ化(Retopologize)を実行します。
注: リトポロジ化(Retopologize)が失敗した場合は、自動クリーンアップ(Cleanup)機能が十分に実行されなかった可能性があります。このような場合は、再試行する前にメッシュを手動でクリーンアップする必要があります(以下の「スキャン データの操作に関するヒント」を参照)。
スキャン データの操作に関するヒント
実際のオブジェクトからスキャンされたメッシュを操作する場合、初期スキャンの精度は、リトポロジ化の前に必要となる準備の量に大きく影響します。スキャン精度が低い場合は、上記の手順を実行するだけでは、ベース メッシュからすべての無効なコンポーネントを十分に削除できない場合があります。特に、次の点に注意してください。