コンストレイント

MASH ダイナミクスシミュレーションでポイントを相互にコンストレイントするか、または特定のスポット/オブジェクトにコンストレイントします。コンストレイントが適用されるのは、シミュレーション中ではなく、シミュレーションの開始時のみであることにご注意ください。

タイプ(Type)

シミュレーションの開始時にポイントをコンストレイントする方法を決定します。次のオプションがあります。

粘着(Glue): コンストレイント元のオブジェクト/ポイントからの相対距離が同じになるようにポイントを維持するリジッドコンストレイントです。
スプリング(Spring): フォースの影響を受けて伸縮するコンストレイントです。
スライダ(Slider): コンストレイント元のオブジェクト/ポイントからポイントを遠ざけることができる距離/軸を制限できる半リジッドコンストレイントです。
カスタム(Custom): 制限(Limits)およびモーター(Motors)を使用してコンストレイントされるアトリビュートをカスタマイズできます。

分離可能(Breakable)

必要なフォースが加わった場合にコンストレイントを分離できるかどうかを設定します。

分離のしきい値(Breaking Threshold)

分離可能コンストレイント(Constraint Breakable)が有効な場合にコンストレイントを分離するために必要なフォースの量を設定します。

連続作成(Continuous Creation)

再生中にコンストレイントを継続的に評価して作成するのか、それとも開始時に 1 回のみ作成するのかを設定します。

接続モード(Connection Mode)

オブジェクトを相互にコンストレイントする方法を決定します。次のオプションがあります。

接触を接続(Connect Touching): 相互に接触しているオブジェクトをコンストレイントします。
最短距離を接続(Connect Nearest): 相互の検索の距離(Search Distance)内にあるオブジェクトをコンストレイントします。
ポイントに接続(Connect to Point): オブジェクトを元の MASH ポイントにコンストレイントします。
オフセットポイントに接続(Connect to Offset Point): オブジェクトを元の MASH ポイントにコンストレイントします。
入力点に接続(Connect to Input Points): オブジェクトをノードの入力ポイント(Input Points)アトリビュートにコンストレイントします。ポイント ID を使用して 1 つの MASH ネットワークを別の MASH ネットワークにコンストレイントする場合に使用します。

最大コンストレイント(Maximum Constraints)

相互に許容できるコンストレイントの数を設定します。

検索の距離(Search Distance)

コンストレイントモード(Constraint Mode)が最短距離を接続(Connect Nearest)に設定されている場合に、ポイントが相互にコンストレイントされる距離を設定します。

オフセット(Offsets)

コンストレイントモード(Constraint Mode)がオフセットポイントに接続(Connect to Offset Point)に設定されている場合に、オフセット値を設定します。

コントローラ NULL (Controller Null)

コンストレイントモード(Constraint Mode)がポイントに接続(Connect to Point)に設定されている場合に、ポイントを表すロケータを表示します。このフィールドを右クリックして作成(Create)を選択するか、既存のロケータに接続して、新しいロケータを作成することができます。また、このフィールド内の既存ノードを右クリックして、このノードとの接続を解除することもできます。

コンストレイント位置(Constraint Positions)

コンストレイントモード(Constraint Mode)が入力ポイント(Input Points)に設定されている場合に、入力ポイントを決定します。中マウスボタンで別の MASH ネットワークのウェイター(Waiter)ノードをここにドラッグして、このノードにこのネットワークのポイントをコンストレイントすることができます。

接続のマスキング(Connection Masking)

コンストレイントするオブジェクトを制御する際に、2D マップを使用することができます。

マスクマップ(Mask Map): コンストレイントを決定する際に使用するマップを指定します。カラーのしきい値よりも値が小さい領域がコンストレイントされます。
カラーのしきい値(Color Threshold): コンストレイントを作成できないカラー値(RGB または CMYK)の間となるようにしきい値を設定します。値が大きいと、コンストレイントを禁止するために必要な領域間のカラーの変化量が大きくなります。
マップ投影の軸(Map Projection Axis): 接続カラー(Connection Color)マップが投影される方向を設定します。

スプリング

コンストレイントタイプ(Constraint Type)がスプリング(Spring)に設定されている場合に、スプリングコンストレイントのプロパティをコントロールします。

位置スプリング(Positional Spring)

レスト長(Rest Length): コンストレイントの維持が試みられる長さを決定します。
移動範囲(Movement Range): レスト長(Rest Length)を実現するときに、ポイントを移動できる範囲を決定します。
X の有効化(Enable X)、Y の有効化(Enable Y)、Z の有効化(Enable Z): 位置スプリング(Positional Spring)アトリビュートが作用する軸を決定します。
固さ(Stiffness): コンストレイントが長さを維持しようとする強さを決定します。
ダンピング(Damping): コンストレイントの位置が物理アトリビュートによって減衰する強さを決定します。値が小さいほど、ポイントは短時間で安定化します。

回転スプリング(Rotational Spring)

X の有効化(Enable X)、Y の有効化(Enable Y)、Z の有効化(Enable Z): 回転スプリング(Rotational Spring)アトリビュートが作用する軸を決定します。
固さ(Stiffness): コンストレイントが方向を維持しようとする強さを決定します。
ダンピング(Damping): コンストレイントの回転が物理アトリビュートによって減衰する強さを決定します。値が小さいほど、ポイントは短時間で安定化します。

モーター

コンストレイントタイプ(Constraint Type)がカスタム(Custom)に設定されている場合に、モーターフォースをコンストレイントに適用します。

位置モーター(Positional Motor)

コンストレイントにディレクショナルフォースを追加します。

ターゲットスピード(Target Speed): リニアフォースの適用が停止されるディレクショナルスピードを設定します。
最大フォース(Maximum Force): ターゲットスピード(Target Speed)を実現するためにコンストレイントの各軸に適用される最大のディレクショナルフォースを設定します。

回転モーター(Rotational Motor)

コンストレイントに回転フォースを追加します。

ターゲットスピード(Target Speed): リニアフォースの適用が停止される回転スピードを設定します。
最大フォース(Maximum Force): コンストレイントの各軸に適用される回転フォースの量を設定します。

制限

コンストレイントの位置および回転の自由度についての制限をロックする、または設定することができます。

位置の制限(Positional Limits)

制限タイプ X(Limit Type X)、制限タイプ Y(Limit Type Y)、制限タイプ Z(Limit Type Z)

コンストレイントの位置の自由度を軸ごとに指定します。

自由設定(Free): コンストレイントはこの軸方向に無制限に伸ばすことができます。
固定(Fixed): コンストレイントはこの軸方向に伸ばせません。
制限あり(Limited): コンストレイントは下限(Minimum Limit)と上限(Maximum Limit)の間の任意の値に伸ばすことができます。

下限(Minimum Limits)、上限(Maximum Limits)

制限タイプ(Limit Type)が制限あり(Limited)に設定されている場合に、コンストレイントを伸ばすことができる境界を決定します。

回転の制限(Rotational Limits)

制限タイプ X(Limit Type X)、制限タイプ Y(Limit Type Y)、制限タイプ Z(Limit Type Z)

コンストレイントの回転の自由度を軸ごとに指定します。

自由設定(Free): コンストレイントはこの軸方向に無制限にスピンできます。
固定(Fixed): コンストレイントはこの軸方向にスピンできません。
制限あり(Limited): コンストレイントは下限(Minimum Limit)と上限(Maximum Limit)の間の任意の値にスピンできます。

下限(Minimum Limits)、上限(Maximum Limits)

制限タイプ(Limit Type)が制限あり(Limited)に設定されている場合に、コンストレイントをスピンすることができる境界を決定します。

ポイント単位のアトリビュート

ChannelRandom ノードを使用して特定のコンストレイントアトリビュートを変更できます。新しいランダマイザを作成するには、右クリックします。既にランダマイザが存在する場合は、アウトライナ(Outliner)で右クリックして表示するか、接続を解除します。