レンダー レイヤ内で作業しているときに、レンダー設定(Render Settings)および AOV オーバーライドを作成する場合は、オーバーライド値が適用されたレンダー設定(Render Settings)を.json 形式のファイルで書き出してから、このプリセットを新しいシーンに読み込むことができます。同様に、オーバーライド値が適用された AOV を書き出して読み込むことができます。
現在のレイヤ内のオーバーライド値を含むレンダー設定(Render Settings)を書き出すには
レンダー設定(Render Settings)ウィンドウでプリセット > レンダー設定を書き出し(Presets > Export Render Settings)を選択するか、レンダリングの設定(Render Setup)エディタのシーン> レンダー設定(Scene > Render Settings)セクションで をクリックすることもできます。書き出された .json ファイルに可視レンダー レイヤ内のオーバーライドが含まれることを示すダイアログが表示されます。
書き出されたファイルは、ユーザ プリセットの場所(既定では <Documents>\maya\Presets)に保存されます。詳細については、「グローバル プリセットとユーザ プリセット」を参照してください。
新しいシーンのプリセットとして .json が適用されます。
この例では、ファイル > 可視レイヤのレンダー設定を書き出し(File > Export Visible Layer Render Settings)を選択すると、AASamples Max 値が 5、モーション ブラーが無効、幅および高さの値が 1280x720 に設定された .json が作成されます。つまり、書き出されたプリセットにオーバーライド値が適用されます。
現在のレイヤ内のオーバーライド値を含む AOV を書き出すには
レンダー設定(Render Settings)ウィンドウでプリセット > AOV を書き出し(Presets > Export AOVs)を選択するか、レンダリングの設定(Render Setup)エディタのシーン> AOV(Scene > AOVs)セクションで をクリックすることもできます。書き出された .json ファイルに可視レンダー レイヤ内のオーバーライドが含まれることを示すダイアログが表示されます。
書き出されたファイルは、ユーザ プリセットの場所(既定では <Documents>\maya\Presets)に保存されます。詳細については、「グローバル プリセットとユーザ プリセット」を参照してください。
AOV およびそれらのオーバーライド値が新しいシーンに追加されます。
この例では、ファイル > 可視レイヤの AOV を書き出し(File > Export Visible Layer AOVs)を選択すると、直接光 AOV が無効で、拡散反射光 AOV の PNG フォーマット(Png Format)が int16(int16)に設定されている .json が作成されます。つまり、書き出されたプリセットにオーバーライド値が適用されます。
書き出すときに考慮されるのは、有効なオーバーライドのみです。
この例では、シーン レイヤ内のイメージ サイズ > 幅(Image Size > Width)アトリビュートが 960 に設定されています。このアトリビュートには 3 つのオーバーライドがあります。各オーバーライドは値に 0.5 を乗算します。
したがって、2 つのオーバーライドのみが有効な場合、書き出される値は 960 x 0.5 x 0.5 = 240 になります。無効なオーバーライドは、書き出すときに考慮されません。