各レンダー レイヤで異なる AOV を有効または無効にするオーバーライドを作成する、または AOV を書き出して別のシーンに読み込みます。
レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの Arnold for Maya の AOV タブを使用して AOV を作成します。次に各レンダー レイヤにオーバーライドを作成するには、次の手順に従います。
AOV を無効にするオーバーライドを作成するには
- オーバーライドを作成するレンダー レイヤにある
をクリックして、レイヤを可視に設定します。
注: レンダー レイヤでコレクションが選択されていないことを確認します。
- レンダリングの設定(Render Setup)エディタのシーン(Scene)設定の AOV(AOVs)タブをダブルクリックして、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを開きます。
ヒント:
AOV(AOVs)タブには、レンダリングの設定(Render Setup)エディタ メニューのプリファレンス > AOV(Preferences > AOVs)を使用してアクセスすることもできます。
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AOV タブで、AOV の名前の横にあるチェックボックスを右クリックし、可視レイヤの絶対オーバーライドを作成(Create Absolute Override for Visible Layer)を選択します。
<AOV_名> サブコレクションとオーバーライド有効化とともに、AOV コレクションが作成されます。
- オーバーライド有効化を選択し、プロパティ エディタ(Property Editor)で無効化します。
フィルタまたはドライバ アトリビュートをオーバーライドするには
- オーバーライドを作成するレンダー レイヤにある
をクリックして、レイヤを可視に設定します。
注: レンダー レイヤでコレクションが選択されていないことを確認します。
- レンダリングの設定(Render Setup)エディタのシーン(Scene)設定の AOV(AOVs)タブをダブルクリックして、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウを開きます。
ヒント:
AOV(AOVs)タブには、レンダリングの設定(Render Setup)エディタ メニューのプリファレンス > AOV(Preferences > AOVs)を使用してアクセスすることもできます。
- AOV タブで AOV エントリの横にある
アイコンをクリックし、ドライバを選択(Select Driver)を選択して、AOV ドライバ ノードのアトリビュート エディタ(Attribute Editor) (またはフィルタ ノードのフィルタの選択(Select Filter))を表示します。
- オーバーライドするアトリビュートを右クリックし、可視レイヤの絶対オーバーライドを作成(Create Absolute Override for Visible Layer)または可視レイヤの相対オーバーライドを作成(Create Relative Override for Visible Layer)を選択します。
注: 既定のフィルタ ノードとドライバ ノードは、<> 内に記載されます。例: <exr>。既定のフィルタまたはドライバ ノードのアトリビュートがオーバーライドされている場合は、オーバーライドはレンダー設定(Render Settings)コレクションの下に作成されます。既定以外のフィルタまたはドライバ ノードのアトリビュートがオーバーライドされている場合は、オーバーライドは AOV コレクションの下に作成されます。
注:
以下の切り取り、コピー、および貼り付けを実行できます。
- レンダー レイヤ間での AOV コレクションの切り取り、コピー、貼り付け
- AOV コレクション間の(または同じ AOV コレクション内の) <AOV_name> サブコレクション(diffuse やopacity など)の切り取り、コピー、貼り付け
- サブコレクション間の(または同じサブコレクション内の) AOV オーバーライド(有効化や mergeAOVs など)の切り取り、コピー、貼り付け