管理対象アイテム

[管理対象アイテム] タブには、リビジョン ワークスペースにおけるワークフロー アイテムへのリンクが含まれています。ワークフロー アイテムは、ライフサイクルを通じてアクティブなアイテムの変更を適用します。多くの場合、タブ名は [ワークフロー アイテム] または [関連付けられている変更管理] に変わります。

関連付けられているリビジョン ワークスペースでは、[リンク アイテム]タブは [管理対象アイテム] タブになります。このタブには、アクティブなワークフロー アイテムによって管理されるリビジョン管理アイテムが一覧表示されます。一覧の各アイテムには、現在のライフサイクルのフェーズと管理対象の変更、および関連付けられているリビジョン( [終了] )へのリンクが表示されます。

リビジョン管理ワークスペース

リビジョン管理ワークスペースでは、アイテムに対して特別なレベルの管理を実施します。これらのアイテムに対する修正は指定期間にのみ実行され、それぞれの修正はリビジョンと呼ばれるアイテム レコードのスナップショットで捕捉されます。各リビジョンは、そのアイテムの展開におけるフェーズを表します。新しいリビジョンが作成されると、アイテムの前のリビジョンは完全にロックされ、変更できません。

ライフサイクルのフェーズ

アイテムが改訂されると、ライフサイクルのフェーズを通過します。これらのフェーズとおよびフェーズ間の遷移は、管理者が調整しますが、多くの場合は次に示すフェーズがあります。

• 未リリース: リビジョン管理ワークスペースに新規に作成されたアイテム。ワークスペースに対する編集権限を持つすべてのユーザが変更できます。通常、未リリース アイテムはアイテムまたは製品の仕様や定義を表します。
• 設計(または作業中): アイテムは開発中です。設計を繰り返すと、アイテムごとにリビジョン番号が作成されます。
• 製造: アイテムが製造にリリースされます。
• 廃番: アイテムが製品寿命に到達し、製造されなくなります。

ワークスペースの改訂と変更ウィンドウ

アイテムの改訂プロセスと製品ライフサイクル内での進行は、リビジョン ワークスペースによって実施されます。リビジョン ワークスペースは、リビジョン管理ワークスペースと連動して、製品ライフサイクル管理システムを実装します。

通常、リビジョン ワークスペースでは、リビジョン管理ワークスペース内の 1 つまたは複数のアイテムの改訂やリリースに関連したドキュメントをカプセル化します。

リビジョン管理ワークスペースのアイテムは、 [リンク アイテム] タブを使用して、リビジョン ワークスペースのアイテムと関連付けます(「リンク アイテム」を参照)。このような方法でリビジョン管理されたアイテムを追加すると、これらのアイテムに対して変更開始ウィンドウが作成されます。

リビジョン管理アイテムがリビジョン アイテムで管理される場合、作業中のバージョンに緑色のスタンプが表示されます。

リビジョン ワークスペースには、変更管理ステータスまたは CM ステータスと呼ばれる、特定のステータスで定義されたワークフローがあります。このステータスに到達すると、リンク アイテムはアイテムごとに定義されたライフサイクルの次のフェーズに遷移し、変更ウィンドウが閉じられます。または、CM ステータスに到達する前にロック ステータスが指定されると、変更ウィンドウが早期に閉じられることもあります。

リビジョン、作業中バージョン、廃棄済みアイテム、部品表(BOM)

リビジョン管理ワークスペースのアイテムへの変更は、アイテムが未リリースの場合、またはワークスペースの改訂を通じて変更ウィンドウが開いた場合にのみ実行できます。いずれの場合でも、変更内容は "作業中バージョン" に対して適用されます。

未リリース アイテムとは、作業中バージョンが最新かつ唯一のバージョンであるものを指します。これらのアイテムは、アイテム選択リストでアスタリスク付きで表示されます。これらのアイテムが部品表で参照されると、未リリースの作業中バージョンであることを表す小文字の w がリビジョン番号として表示されます。未リリース アイテムが CM ワークスペースでリリースされると、作業中バージョンは次の変更ウィンドウまで非表示になります。

リリース済みアイテムの作業中バージョンは、新しい変更ウィンドウが作成されると、再び変更可能な状態になります。

リリース済みアイテムが CM ワークスペースで改訂されると、以前のリリースは廃棄されます。CM ステータスに到達すると、この廃棄済みアイテムに対する、すべての部品表での参照は、すべて新しいバージョンを参照するよう更新されます。