シーン内の Environment テクスチャと Solid テクスチャすべてに、関連する Texture Placement オブジェクトがあります。Texture Placement オブジェクトを使用して、XYZ 座標系とシーンのオブジェクトに対して、テクスチャの原点の位置と方向を定義します。Texture Placement オブジェクトを変換すると(標準的な Transform ツールを使用)、シーンの Environment やサーフェスにテクスチャをマッピングする方法を制御できます。
既定では、すべてのテクスチャの Texture Placement オブジェクトが非表示になっています。テクスチャの Multi-lister スウォッチの右下コーナーにある Texture Placement アイコンをクリックすれば、モデリング ウィンドウにテクスチャの Texture Placement オブジェクトを表示できます。
Solid テクスチャの Texture Placement オブジェクト は、モデリング ウィンドウでは立方体で表示されます。この立方体は、1 つのフェースが網かけになっていて、一方向を指す矢印が 1 本付いています。既定では、Solid テクスチャの Texture Placement オブジェクトは原点に配置され、矢印は Y 軸の正方向です。
Projection テクスチャの Texture Placement オブジェクトは、Projection の種類によって異なります。
「Projection テクスチャ」を参照してください。
Environment テクスチャの Texture Placement オブジェクトは、モデリング ウィンドウに一方向の矢印が付いたアイコンとして表示されます。アイコンの種類は、Environment テクスチャの種類によって異なります。既定では、Environment テクスチャの Texture Placement オブジェクトは原点に配置され、Y-up シーンでは Y 軸の正の方向を向いた矢印が、Z-up シーンではZ軸の正の方向を向いた矢印が付きます。たとえば、Sky テクスチャの Texture Placement オブジェクトは太陽と原点の間の 1 本のラインで構成され、太陽の方位角と仰角を確認することができます。
Texture Placement オブジェクトは、SBD ウィンドウにもあり、テクスチャ ノードの下に別の変換ノードとして表示されます。
Texture Placement オブジェクトの名前は、3D Placement セクションのあるテクスチャの Control ウィンドウに一覧表示されます。
Texture Placement オブジェクトをサーフェスに関連付けるには、Render > Place Projection
を順に選択します。