締結は、プラスチック パーツにおける一般的な結合メカニズムです。締結をインプレイスで配置し保持するには、両方のパーツ上に対応するフィーチャをモデル化します。締結のヘッドのボス、および締結のねじ部分を受け取るポストをモデル化します。
ボス フィーチャでは、ヘッドとねじと呼ばれる締結を配置するための両コンポーネントを設計することができます。また、締結リブを設計することもできます。リブは、ボスの長さが直径の 3 倍を上回る場合に便利です。
ボス フィーチャの配置は、ヘッドの面とねじ山のメイトの中心点が参照されます。ボスは、ターゲット パーツのボディの次の面へ延長されます。2 つの向かい合ったボディで 2 つのメイトされたコンポーネントを設計するには、同じ配置要素と反対方向を指定します。
次の配置要素を選択することができます。
このフィーチャは、ボス方向の配置点の反対側にあるターゲット パーツのボディの面に延長できる場合にのみ存在可能です。延長先となるパーツ ボディの最も近い面を自動的に判定します。また、別のターゲット ボディを選択して方向を反転することもできます。
ボス フィーチャの寸法を設定するにはマニピュレータを使用します。正確な寸法を入力する必要がない場合は、マニピュレータはプレビューにあるので、ジオメトリク パラメータをインタラクティブに定義するために使用します。
プレビューの間、ボスの断面が法線からカメラ軸への平面に表示されます。断面の上でカーソルを停止すると、ドラッグ可能なセグメントがハイライト表示されます。キー ポイントの上でカーソルを停止すると、ドラッグ可能な追加のドットが表示されます。ただしプレビュー内が煩雑にならないよう、一部のドットは表示されませんのままになります。
マニピュレータには 2 つのタイプがあります。
[スケッチを参照]の配置に補強リブを追加するとき、最初のリブの位置合わせ角度は、スケッチの X 軸から計測されます。
[点上]配置タイプの場合、最初のリブ位置合わせの方向を選択することができます。ボス方向に垂直な平面に投影される直線状のジオメトリ要素を選択します。
ボスの周囲に、最初のリブの位置合わせから均等に配置されるリブの数および角度を選択できます。
補強リブに対しては、マニピュレータを使用して、インタラクティブに寸法を測定することができます。
正面図:
側面図:
ボス フィーチャには、次の図のように、異なる 3 つの位置で固定の半径フィレットを定義するオプションがあります。