部品表のプロパティおよび iProperty

iProperty の式

iProperty の式は、読み取り/書き込み可能なテキスト タイプの iProperty にのみ作成できます。[部品表]ダイアログ ボックスのプロパティの式ビルダを使用して、iProperty の式を作成することができます。式には、カスタム テキストと、括弧で囲まれた iProperty の名前が含まれます(編集した iProperty を式に含めることはできません)。式の評価時に iProperty 名に iProperty の値が代入されます。

注: 部品表エディタで作成された式は、対応する iProperty に保存されます。iPart、iAssembly、およびコンテンツ センターでは、iProperty に保存されている式は無視されます。

数量プロパティ

数量は、アセンブリで使用されているコンポーネントの数または量を記述する算出プロパティです。数量プロパティは、3 つのプロパティ(項目数量、単位数量、合計数量)によって定義されます。

[単位数量]

単位数量とは、1 つのコンポーネントを構成する各インスタンスがそれぞれ合計数量に加算する量のことです。コンポーネントのインスタンス数によって数量が表されるコンポーネントでは、[各値]の単位数量が使用されます。コンポーネントの物理的な側面に基づいて数量が表されるコンポーネント(ワイヤ、グリース、カット長鋼、チューブ&パイプなど)の場合は、パラメータから算出された単位数量を使用します。

単位数量は、基準数量と基準単位の 2 つのプロパティで構成されます。基準数量とは、単位数量の原値となるパラメータです。既定では、コンポーネントの基準数量は[各値]です。基準単位は、単位数量を表す際に使用する単位です。

注: 基準数量が割り当てられているパラメータを削除すると、その基準数量は[各値]にリセットされます。

[静的量]

合計数量とは、単位数量に項目数量を乗算したものです。合計数量はスタティック値でオーバーライドできます。スタティック数量は、コンポーネント定義とともに保存されます。1 つのスタティック数量で、2 つのコンポーネント定義の合計数量をオーバーライドすることはできません。

コンポーネントの単位数量が[各値]の場合は、スタティック数量はゼロを含む整数値でなければなりません。数量がゼロに指定された項目も、パーツ一覧には表示されます。

[ビュー プロパティ]オプション

このプロパティは項目の番号付けに対応しており、コントロールを使用して、項目の番号付けにかかわるレベルおよびオプションを設定できるようにします。構成ビューには、番号付けにかかわるレベル オプションとして[トップ レベル]および[すべてのレベル]の 2 つがあります。パーツのみのビューには、数字とアルファベットの 2 つの番号付けオプションがあります。

構成ビューの例: 構成のすべてのレベルの番号付け(継承あり)

項目番号

部品番号

数量

説明

1

M862M1202

1

台座フレーム

1.1

M862M1202-01

1

フロント ビーム

1.2

M862M1202-03

1

バック ビーム

1.3

M862M1202-05

1

クロス ビーム

2

M862M1203

1

台座基板

3

MS19567-03

16

ねじ

カスタム iProperty 列

カスタム iProperty を追加すると、対応する[iProperty]ダイアログ ボックスの[カスタム]タブに新規に値が追加されます。

部品表には、アセンブリ コンポーネントに関して定義されているすべての iProperty の列を含めることができます。部品表の列は追加または削除できます。