歯付きベルト駆動コンポーネント ジェネレータは、工業用の機械的動力伝達の設計および解析に使用します。このジェネレータは、さまざまな歯付きベルト駆動用に使用できるモデリング ツールです。設計/モデリング ツールは、アプリケーションの配布または配置に対する解析をせずに使用することも可能です。
このジェネレータでは、歯付きベルトのみが反映されます。すべての平行プーリの軸のみで、伝達を平面にすることができます。プーリの調整ミスは考慮されません。ベルト中立面は、ベルトの座標系の XY 面です。
動力伝達に使用するプーリの数に、理論的には制限がありません。プーリは歯車付きまたは平の場合があります。各プーリは、ベルト位置に基づいて時計回りまたは反時計回りの回転にすることができます。既定の規則では、最初のプーリ(駆動プーリ)の回転方向は時計回りです。回転方向を変更するには、ベルトの座標系の Z 軸を反転します。プーリの順序は常に時計回りです。
最初のプーリが常に駆動プーリになります。残りのプーリは、被駆動プーリかアイドラーです。入力動力は、各プーリ動力比係数を用いて複数の被駆動プーリ間で分割できます。それに応じて力とトルクが計算されます。平プーリはアイドラーとみなされます。
歯付きベルト コンポーネント ジェネレータで以下の操作を行います。
- [設計]タブで、ベルト伝達レイアウトを設計します。
- [計算]タブで、ベルト伝達の強度チェック解析を実行します。
ヒント: 歯付きベルトの設計に使用する計算式とその他の説明については、『エンジニア ハンドブック』を参照してください。