出力グラフ

シミュレーション中およびシミュレーション完了後に、 シミュレーション におけるすべての入力変数と出力変数のグラフおよび数値を表示します。出力グラフは、ツールバー、ブラウザ、 タイム ステップ ペイン 、および グラフ ウィンドウ で構成されています。右クリックしたときのカーソルの位置によって内容が異なる右クリック メニューも使用できます。

アクセス:

リボン: [ダイナミック シミュレーション]タブ [結果]パネル [出力グラフ]

複数の出力グラフを同時に開くには、[出力グラフ]を複数回クリックします。

注: [ダイナミック パーツ モーション]や入力グラフのパラメータと同様、出力グラフのパラメータは[パラメータ]ダイアログ ボックスでは使用できません。

[出力グラフ]では、次の操作を行うことができます。

出力グラフの変数名

[ダイナミック シミュレーション]ブラウザと同じ名前が表示されます。次のように表示されます。

パーツ

パーツ名(パーツ作成時に割り当てられる)、コロン(:)、シミュレーションの番号。

ジョイント

ジョイント 番号(ジョイント作成順に割り当てられる)、コロン(:)、ジョイントのタイプ、括弧で囲まれた 2 つのジョイント パーツの名前。

変数

変数略号、角括弧で囲まれたジョイント番号、さらに場合により、ピリオド(.)および自由度の番号。変数略号は次のとおりです。

  • 位置の P。(以前は p)
  • 速度の V。(以前は v)
  • 加速度の A。(以前は a)
  • 関節作用力の U。(以前は U)
  • 駆動力の U_imposed。(以前は Ukin)
  • 荷重の Force。(以前は fr)
  • モーメント(トルク)の Moment。(以前は mm)
  • 接触力の Force [1]。複数点の場合、Force[2] など。(以前は frc)
  • 接触のステータスの Status_contact。(以前は status_ct)

    接触がない場合のステータスは 0、永久接触のステータスは 1 です。衝突後に反発がある場合のステータスは 0.5 です。

  • スライド ステータスの Status_rolling。(以前は roll_ct)

    ジョイント座標系 の X 軸に沿ったスライドのステータスは 0、ジョイント座標系の -X 軸に沿ったスライドのステータスは -1、スライドではなく回転のステータスは 1 です。

  • ばね力の Force。(以前は frs)

    ばねの場合、0 より大きい frs は引張力、0 より小さい frs は圧縮力です。

  • ばねの長さの Extent_length。(以前は ls)
  • 速度(ばねのひずみ速度)の Extent_v。(以前は vs)

    変数 vs は、ばねの連携点の相対線速度です。

  • 回転およびスライドのジョイント荷重の Force。(以前は frl)
  • 回転およびスライドのジョイント モーメントの Moment。(以前は mml)
  • 3D 接触ジョイントの最大くい込み量の Pen_max。(以前は pen_max)
  • 3D 接触ジョイントの接触点の数の Num_points。(以前は nb_cp)
  • 3D 接触ジョイントによって加えられる最大の力の Force_max。(以前は frcp_max)
  • 2 番目のパーツによって最初のパーツに加えられる力の Force_ref1。(以前は frcp1)
 
  • 2 番目のパーツによって最初のパーツに加えられるモーメント(すなわちトルク)の Moment_ref1。(以前は mmcp1)

    力やモーメントの結果は、最初のパーツの座標系で表されます。モーメントは最初のパーツの座標系の原点まで減少します。

  • 最初のパーツによって 2 番目のパーツに加えられる力の Force_ref2。(以前は frcp2)
  • 最初のパーツによって 2 番目のパーツに加えられるモーメント(すなわちトルク)の Moment_ref2。(以前は mmcp2)

    力やモーメントの結果は、2 番目のパーツの座標系で表されます。モーメントは 2 番目のパーツの座標系の原点まで減少します。

  • トレース位置の P。(以前は p_ptr)
  • トレース速度の V。(以前は v_ptr)
  • トレース加速度の A。(以前は a_ptr)
  • 外部荷重力の Force。(以前は fr_ptr)
  • 外部荷重モーメントの Moment。(以前は mm_ptr)
  • 未知力の Force。(以前は fr ‘?’)
  • 未知モーメントの Moment。(以前は mm ‘?’)

ベクトル には、角括弧で囲まれた X、Y、Z の 2 つ目のセットがあります。たとえば、Force:1[X]です。

  • 2 つのイメージ間の内部計算の値を表す Steps_internal。(以前は internal_step)
  • 冗長性の値の Hyperstatic。(以前は hyperstatic)
  • 接触ジョイントの 2 つのコンポーネント間における接触のステータスの値を表す Shock。(以前は shock)

変数の名前は変更することができますが、慎重に変更してください。オブジェクト ベクトル コンポーネント(X、Y、または Z)の名前は変更できません。出力変数の名前が変更されると、衝突チェックが行われます。同じ名前の出力変数が他にない場合、変数の名前が変更されます。

ツールバー

よく使用するコマンドがあります。

出力グラフからすべてのシミュレーション結果をクリアします。

注: アセンブリ ファイルのサイズは、シミュレーションの実行後に大幅に増加する可能性があります。ファイルのサイズを減少させるには、[構築モード]で[出力グラフ]を開き、すべてのシミュレーション結果をクリアし、アセンブリを保存してください。消去されるのは、現在のシミュレーション結果のみです。

すべての変数の選択を解除します。

[ファイルをロード]ダイアログ ボックスを開きます。インポートするシミュレーション変数を含むファイルの名前を指定します。

[シミュレーションを保存]ダイアログ ボックスを開きます。すべてのシミュレーション結果を保存します。

[新規曲線]ダイアログ ボックスを開きます。利用可能なシミュレーション変数を使用して計算を定義します。

[トレース]ダイアログ ボックスを開きます。オプションを使用し、グラフィックス領域の位置を選択して、新しいトレースを定義します。キャッシュされたシミュレーション情報を使用して、新しいトレースが追加されます。このコマンドによって、トレースが追加されます。キャッシュされたシミュレーション情報が使用されて、トレースがグラフ表示されます。

[参照フレーム]ダイアログ ボックスを開きます。入力とグラフ領域の選択によって、新しい参照フレームを定義します。

[FEA にエクスポート]ダイアログ ボックスを開きます。分析を実行するコンポーネントを選択します。

シミュレーション イベントの正確な計算を表示します。任意の計算結果をクリックして出力グラフで表示することができます。これによって、イベントの接触の正確なモーメントなどにアクセスできます。

グラフ ウィンドウをコピーします。それを他のドキュメント(例: Microsoft Word ドキュメント)に貼り付けます。

[印刷]ダイアログ ボックスを開きます。現在のグラフ ウィンドウ表示を印刷します。

グラフ ウィンドウに表示されている 曲線 が自動的に尺度設定されて、曲線全体が表示されます。

出力グラフで使用する窓ズーム コマンドを有効にします。ダブルクリックによって、ズーム矩形を定義します。マウス ホイールを使って、画面移動およびズームすることもできます。

グラフ ウィンドウに現在表示されている結果を Microsoft Excel にエクスポートします。

ブラウザ

使用可能なすべてのシミュレーション変数が表示されます。

ジョイント作成後はいつでも、出力グラフでジョイント変数を参照できます。変数に関連付けられている曲線および数値を表示するには、変数の左側の選択ボックスをクリックしてオンにします。シミュレーション中にいつでも必要な数の変数を選択できます。

レベル 1

シミュレーション名。

実行シミュレーション環境を出て、コンストラクション環境に戻ります。[出力グラフ]ブラウザの背景がグレー表示され、このノードに赤い稲妻が表示されます。この記号は、出力グラフ内の結果が最新でないため更新する必要のあることを意味します。これは、シミュレーションの実行以後にコンストラクション環境で行われた変更が、現在の実行結果に反映されていないためです。シミュレーション実行時には毎回、シミュレーション結果が更新されます。

レベル 2

モデル内のすべてのジョイントのフォルダ。自動的に作成されたジョイントは Standard Joints フォルダにあります。追加ジョイントはジョイント タイプ別のフォルダに保存されます。トレース、FEA にエクスポートされるタイム ステップ、参照フレーム、外部荷重、未知力、およびユーザ変数のフォルダもあります。

ジョイントは、ジョイント タイプ別に、ジョイント名および括弧付きコンポーネント パーツと一緒に表示されます。

ジョイントのレベル 3

標準、回転、スライド ジョイントの力およびモーメントのフォルダ。標準ジョイントには、位置、速度、加速度、関節作用力とそのベクトル コンポーネントのフォルダ(該当する場合)と、駆動力とそのベクトル コンポーネントのフォルダ(該当する場合)もあります。

2D 接触ジョイントの場合、力のフォルダと 2 つの選択ボックス(Status_contact と Status_rolling)があります。

ばね/ダンパー/ジョイント接触ジョイントの場合、力のフォルダと 2 つの選択ボックス(Extent_length と Extent_v)があります。

3D 接触ジョイントの場合、次の選択ボックスがあります。

  • 最大くい込みの選択ボックス
  • 接触点の数の選択ボックス
  • 最大力の選択ボックス
  • 力(パーツ 1)の選択ボックス
  • モーメント(パーツ 1)の選択ボックス
  • 力(パーツ 2)の選択ボックス
  • モーメント(パーツ 3)の選択ボックス

タイム ステップの場合、フォルダ Export to FEA が使用されます。

トレース、外部荷重、未知力のフォルダのレベル 3

トレースのフォルダの場合、位置、速度、および加速度のフォルダがあります。

外部荷重、未知力のフォルダの場合、力およびモーメントのフォルダがあります。

ユーザ変数のレベル 3

ユーザ変数フォルダには、機構の一般的な変数と新規曲線の値が含まれます。

一般的な変数は Steps_internal、Hyperstatic であり、接触ジョイントの場合には Shock の選択ボックスです。

  • Steps_internal は、2 つのイメージ間の内部計算の数です。
  • Hyperstatic は、冗長性の数です。

    機構に接触ジョイントが含まれる場合、hyperstatism の程度はシミュレーション中に変化します。

  • Shock は、接触ジョイントの 2 つのコンポーネント間における接触のステータスです。

    0 は、厳密な接触ジョイントに衝突がないことを示します。

    1 は、接触ジョイントの衝突を示します。

    2 は、その他のイベント(分離、回転からスライドの経過、またはスライドから回転の経過)を示します。

タイム ステップのレベル 3

ダイナミック シミュレーションがモーション荷重を構造解析にエクスポートするタイム ステップ。タイム ステップ ペインのタイムス ステップ列からタイム ステップを選択します。

標準ジョイントのレベル 4

次の選択ボックスがあります。

  • 位置
  • 速度
  • 加速度
  • 関節作用力とそのベクトル コンポーネント(該当する場合)
  • 駆動力とそのベクトル コンポーネント(該当する場合)

    駆動力またはモーメントの値は、強制モーションに一致します(強制モーションが有効な場合)。

標準、回転、スライドのジョイントのレベル 4

力と荷重ベクトルの成分の選択ボックス、およびモーメントとモーメント ベクトルの成分の選択ボックス。

既定では、力の 3 つのベクトル コンポーネントおよびモーメントの 3 つのベクトル コンポーネントがジョイント座標系で表されます。

力のジョイント(2D 接触ジョイントとばね/ダンパー/ジャッキ ジョイント)のレベル 4

力と荷重ベクトルの選択ボックス。

変数 Force[Z] は、親パーツによって加えられ、既定によりジョイント座標フレームで表される接触力の通常ベクトル コンポーネントです。変数 Force[Z] は法線ベクトル コンポーネントであり、変数 Force[X] は接線ベクトル コンポーネントです。

トレースのレベル 4

次の選択ボックスがあります。

  • 位置
  • 速度
  • 加速度

未知力のレベル 4

力と荷重のベクトル コンポーネントの選択ボックス、およびモーメントとモーメントのベクトル コンポーネントの選択ボックス。

注: インポートしたシミュレーションも、同じ階層構造です。

特殊な状況

定義が不完全なジョイントを示します。

これは、FEA にエクスポートするために選択したものの、何らかの理由でブロックされた(例: 選択したパーツの上に接触が定義されている)パーツであることを示します。

タイム ステップ ペイン

選択した変数の値をもつすべてのタイム ステップを表示します。タイム ステップの左にあるボックスをクリックすると、構造解析のための該当するパーツ ファイルにその値がコピーされます。

タイム ステップ ペインには次の見出しがあります。

パーツを解析するためのタイム ステップのコマンドである[すべてクリア]と[シリーズを作成]を含む右クリック メニューを表示します。

これらのコマンドを使用して、構造解析のためのパーツ ファイルにコピーする情報をコントロールします。

[時間]

この列には、データがあるすべてのタイム ステップがリストされます。この列を右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。

注: 未知力を計算した後、この列の見出しは[ステップ番号]になります。FEA のためのエクスポートのステップ番号を選択できます。

[値]

ブラウザで選択した変数ごとに 1 列ずつ表示されます。列見出しには変数の名前が表示され、この列には[時間]列のタイム ステップに対応する値が表示されます。この列を右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。

選択した変数の使用可能なタイム ステップとその関連値すべてがタイム ステップ ペインに表示されますが、一度に確認できるのはその一部のみです。その他のタイム ステップを確認するには、スクロールします。タイム ステップを即座に表示するには、グラフ ウィンドウでそのタイム ステップをダブルクリックします。

グラフ ウィンドウ

選択した変数の値の曲線を表示します。

シミュレーション中またはシミュレーション後に、結果をグラフ ウィンドウに表示できます。

画面移動

曲線を画面移動するには、マウスの中央ボタンまたはホイールを使用してグラフ ウィンドウでクリックしてドラッグします。

ズーム

グラフ ウィンドウをダイナミックにズームするには、マウス ホイールを回します。そのズーム動作は、Inventor の既定のズーム ホイール動作と同じです。ホイールを前の方向に回すと縮小し、ホイールを後ろの方向に回すと拡大します。マウスの中央ボタンをダブルクリックすると全画面表示になり、グラフ ウィンドウに曲線全体が表示されます。

[窓ズーム]

グラフ ウィンドウおよび曲線のサイズを変更するには、[窓ズーム]をクリックし、グラフ ウィンドウ内で左マウス ボタンをクリックして四角形の 1 つのコーナーを指定します。マウスを適当な位置にドラッグし、もう一度左クリックして四角形の対角線上のコーナーを指定します。グラフ ウィンドウ ビューと曲線が、指定した四角形の比率を保ったまま拡大されます。

グラフ ウィンドウを右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。右クリック メニューに表示されるオプションは、何を選択したかによって異なります。

右クリック メニューのオプション

右クリック メニューに表示されるオプションを次に示します。

[線または矢印を追加]

グラフ ウィンドウに線を追加します。線を移動するには、線の端にあるグリップ(ボックス)の一方または両方を移動します。いずれかのグリップを右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。

グラフ ウィンドウを右クリックした場合にのみ使用可能になります。

  • [プロパティ]

[線分/矢印プロパティ]ダイアログ ボックスを開き、選択した線または矢印の色、太さ、線種、スタイルを変更できます。

グラフ ウィンドウに追加されている線または矢印を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

  • [前景]

選択した線または矢印をグラフ ウィンドウの他のすべての前面に配置します。

グラフ ウィンドウに追加されている線または矢印を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

  • [背景]

選択した線または矢印をグラフ ウィンドウの他のすべての背後に配置します。

グラフ ウィンドウに追加されている線または矢印を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

  • [削除]

選択した線または矢印を削除します。

グラフ ウィンドウに追加されている線または矢印を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

[パーツを追加]

[出力グラフ]ウィンドウを非表示にし、選択コマンドを入力します。FEA にエクスポートするパーツを選択します。

[参照フレームを追加]

[参照フレーム]ダイアログを表示し、新規参照フレームを指定する操作を開始します。

[テキストを追加]

曲線に注釈を付けるために使用するテキスト ボックスを追加します。

グラフ ウィンドウを右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[トレースを追加]

[トレース]ダイアログ ボックスを表示し、トレースを作成する出力を指定する操作を行います。その後、キャッシュされた出力を使用して、指定の場所にトレースを作成します。シミュレーションが実行されていない場合、トレースはシミュレーション中に描画されます。

[自動尺度]

ズームまたは画面移動した後に、すべての曲線がグラフ ウィンドウに表示されるように、表示されているすべての曲線を再描画します。

ツールバーのから使用可能です。またグラフ ウィンドウを右クリックしても使用になります。

[すべてクリア]

タイム ステップ ペインのタイム ステップのすべてのチェックマークをはずします。

を右クリックするか、タイム ステップ ペインのタイム ステップ選択ボックスを右クリックすると、使用可能になります。

[コピー]

別のドキュメントに貼り付けるために、グラフ ウィンドウの内容をクリップボードにコピーします。

ツールバーのから使用可能です。またグラフ ウィンドウを右クリックしても使用になります。

[曲線プロパティ]

[ダイナミック シミュレーション - プロパティ]ダイアログ ボックスを開き、選択した変数を表示する曲線のプロパティを設定できます。

ブラウザまたはタイム ステップ ペインで変数を右クリックした場合、またはグラフ ウィンドウを右クリックすると、使用可能になります。

[削除] (タイム ステップ ペイン)

タイム ステップ ペインで選択した列のすべての変数を削除します。

タイム ステップ ペインの変数列を右クリックすると、使用可能になります。

[削除] (グラフ ウィンドウ)

グラフ ウィンドウで選択した線または矢印を削除します。

グラフ ウィンドウに追加されている線または矢印を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[曲線を削除]

新規曲線を削除します。

[ユーザ変数]フォルダから新規曲線変数を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

[ツリーから削除]

インポートしたシミュレーションを削除します。[Del]キーを使用して削除することもできます。

インポートしたシミュレーションを含むフォルダを右クリックすると、使用可能になります。

[曲線を編集]

新規曲線ダイアログ ボックスを再び開き、曲線定義を編集できます。

[ユーザ変数]フォルダから新規曲線変数を右クリックしたときにのみ使用可能になります。

[FEA にエクスポート]

タイム ステップを選択し、タイム ステップに関連付けられているデータを FEA にエクスポートします。

[ダイナミック シミュレーション設定]ダイアログ ボックスで[AIP 構造解析]を選択した場合は、このコマンドを使用すると、該当するパーツ ファイルにデータが書き込まれます。[ダイナミック シミュレーション設定]ダイアログ ボックスから[ ANSYS シミュレーション ]を選択した場合、このコマンドを使用すると、ダイアログ ボックスで作成したテキスト ファイルにデータが書き込まれます。

タイム ステップ ペインのタイム ステップ選択ボックスを右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[スケッチにエクスポート]

選択したトレースが 2D または 3D スケッチにエクスポートされ、動作がトレースされたコンポーネントに接続するパーツ、穴、溝などを設計できます。

トレースを右クリックすると、使用可能になります。

[結果をこの座標系で表現する]

選択した座標フレームを基準にして選択した変数ベクトルを計算します。

[出力グラフ]ブラウザで標準、回転、スライド ジョイント、または外部荷重ノードの力変数およびモーメント変数を右クリックすると使用可能になります。

  • [「親」フレームを結合]

この値は、そのジョイントの作成時に選択した最初のコンポーネントの座標系です。

  • [「子」フレームを結合]

この値は、そのジョイントの作成時に選択した 2 番目のコンポーネントの座標系です。

  • [絶対フレーム]

この値は機構の座標系です。

  • [ユーザ定義]
既存の参照フレームが一覧表示されます。参照フレームを新規作成するには、[新規作成]コマンドを使用します。
   

[シリーズを作成]

[タイム ステップを作成]ダイアログ ボックスを開き、FEA 用のタイム ステップを作成できます。

を右クリックするか、タイム ステップ ペインのタイム ステップ選択ボックスを右クリックすると、使用可能になります。

注: FEA へのエクスポートのためのタイム ステップだけを選択できます。未知力を計算した後で結果を表示しているときに、[タイム ステップ]ペインの左側の列は[タイム ステップ]ではなく[ステップ番号]と表示されます。FEA のエクスポートのために一連のタイム ステップを作成することはできません。

[グローバル]

すべてのシミュレーション変数の曲線全体を処理します。このオプションは、[最小を検索]、[最大を検索]、または[0 を検索]とともに使用します。

タイム ステップ ペインの値列を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[グラフ オプション]

[グラフ オプション]ダイアログ ボックスを開き、グラフ ウィンドウの表示を変更できます。

[出力グラフ]ブラウザの任意のフォルダまたは変数を右クリックした場合、タイム ステップ ペインの時間列や値列のいずれかを右クリックした場合、またはグラフ ウィンドウの任意の場所を右クリックした場合に使用可能になります。

[シミュレーション インポート]

[ファイルをロード]ダイアログ ボックスを開き、インポートするシミュレーション変数を含むファイルの名前を指定できます。

ツールバーのから使用可能です。また[出力グラフ]ブラウザの任意のフォルダまたは変数を右クリックしても使用可能になります。

[リストをロード]

変数を再び選択しなくてもよいように、選択した変数の一覧をロードします(表示します)。

[出力グラフ]ブラウザ内の任意の項目を右クリックすると、使用可能になります。

[ローカル]

すべてのシミュレーション変数の曲線のズームした部分のみを処理します。このオプションは、[最小を検索]、[最大を検索]、または[0 を検索]とともに使用します。

タイム ステップ ペインの値列を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[新規曲線]

既存の変数、一般の算術演算子、ブール演算子、および実数の関数から変数を作成します。

ツールバーの から使用できます。また[出力グラフ]ブラウザで任意の項目を右クリックしてメニューから使用することもできます。

[プロセス後]

高速フーリエ変換で曲線ベースのモジュールおよびフェーズを作成するための右クリック メニューが表示されます。

[出力グラフ]ブラウザの変数またはタイム ステップ ペインの値列を右クリックすると使用可能になります。

  • [FFT - モジュール]
  • [FFT - フェーズ]
  • [FFT - 参照]

[印刷]

[印刷]ダイアログ ボックスを開き、現在のグラフ ウィンドウ表示を印刷できます。

ツールバーのから使用可能です。また、タイム ステップ ペインの時間列や値列、またはグラフ ウィンドウの任意の場所を右クリックしても使用可能になります。

[原点で縮小]

選択した座標系の原点を基準にして選択した変数ベクトルを計算します。

このオプションが使用可能になるのは、[出力グラフ]ブラウザで標準、回転、またはスライド ジョイント用のモーメント フォルダ ノード、または外部荷重モーメント ノードを右クリックした場合のみです。

  • [「親」フレームを結合]

この値は、そのジョイントの作成時に選択した最初のコンポーネントの座標系です。

  • [「子」フレームを結合]

この値は、そのジョイントの作成時に選択した 2 番目のコンポーネントの座標系です。

  • [絶対フレーム]

この値は機構の座標系です。

[一覧を保存]

[リストを保存]ダイアログ ボックスを開き、選択した変数の一覧を保存できます。

[出力グラフ]ブラウザの任意の場所を右クリックすると、使用可能になります。

[シミュレーションを保存]

[ダイナミック シミュレーション]ダイアログ ボックスを開き、現在表示されているシミュレーション変数を保存できます。

ツールバーから使用可能です。また、[出力グラフ]ブラウザの任意の場所、タイム ステップ ペインの時間列や値列、またはグラフ ウィンドウの任意の場所を右クリックしても使用可能になります。

[値に名前を付けて保存]

[ダイナミック シミュレーション]ダイアログ ボックスを開き、選択した間隔のタイム ステップの値のみをキャプチャできます。その後、フィルタした値をテキスト ファイルに保存できます。すべての値を保存するのではなく、2 つおきに 1 つの値、3 つおきに 1 つの値というように値を保存できます。

タイム ステップ ペインの時間列または値列を右クリックすると、使用可能になります。

[0 を検索]

変数の値が 0 であるタイム ステップを検索して表示します。

タイム ステップ ペインの値列を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[最大を検索]

変数の値が最大であるタイム ステップを検索して表示します。

タイム ステップ ペインの値列を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[最小を検索]

変数の値が最小であるタイム ステップを検索して表示します。

タイム ステップ ペインの値列を右クリックした場合にのみ使用可能になります。

[選択]

選択した変数を、グラフ ウィンドウに曲線で表示します。また、タイム ステップ値および対応する結果値がタイム ステップ ペインに表示されます。

選択した変数は、グラフの Y 軸上に表示されます。

既定では選択されていません。

[出力グラフ]ブラウザで変数を右クリックすると、使用可能になります。

チェック ボックスをオフにすると、グラフ ウィンドウからは曲線が、タイム ステップ ペインからは値が削除されます。

[シリーズの終了として選択]

FEA にエクスポートするタイム ステップ シリーズの最後にするタイム ステップを設定します。

選択した変数は、グラフの Y 軸上に表示されます。

既定は、データがある最後のタイム ステップです。

タイム ステップ ペインでタイム ステップを右クリックすると、使用可能になります。

チェック ボックスをオフにすると、データがある最後のタイム ステップがタイム ステップ シリーズの終了として設定されます。

[シリーズの開始として選択]

FEA にエクスポートするタイム ステップ シリーズの最初にするタイム ステップを設定します。

選択した変数は、グラフの Y 軸上に表示されます。

既定は、データがある最後のタイム ステップです。

タイム ステップ ペインでタイム ステップを右クリックすると、使用可能になります。

チェック ボックスをオフにすると、データがある最初のタイム ステップがタイム ステップ シリーズの開始として設定されます。

[アラート設定]

選択した変数の値に応じて背景色を変更できます。

[出力グラフ]ブラウザで変数を右クリックすると、使用可能になります。

[参照に設定]

選択した変数を他のすべての変数の参照として設定します。

[出力グラフ]ブラウザでは変数の選択ボックスが緑になり、タイム ステップ ペインにはグラフ ウィンドウのイメージに対応する時間が時間列に表示され、値列には参照として設定した変数の値が表示されます。

既定では、時間が参照として設定されています。

[出力グラフ]ブラウザで変数を右クリックすると、使用可能になります。

[参照に設定]のチェック マークをはずすと、参照が時間に戻ります。

[すべての曲線を選択解除]

すべての変数の選択を解除し、グラフ ウィンドウからは変数の曲線を削除し、タイム ステップ ペインからは変数の値を削除します。

ツールバーから使用可能です。また、[出力グラフ]ブラウザの任意の場所、またはタイム ステップ ペインの時間列や値列を右クリックしても使用可能になります。