DWF 形式にパブリッシュされたファイル

データの表示と共有は、ベンダー、顧客、マーケティングとコミュニケーションを取る際に重要なツールです。

Autodesk デジタル プロトタイプ データは、DWF(.dwf または .dwfx)形式でパブリッシュし、Autodesk Design Review を使用して表示できます。Internet Explorer 7 で DWFx 図面のコンテンツをネイティブに表示することもできます。

注: Internet Explorer 7 で DWx ファイルを表示すると、2D グラフィックスのみが表示されます。

パブリッシュされた DWF ファイルは、Autodesk Inventor がインストールされていなくても使用できます。効率よく圧縮されたファイルをすばやく開いて表示し、電子メールで共有することができます。

Autodesk Inventor からパブリッシュすると、2D ファイルおよび 3D ファイルの線幅、尺度、マス プロパティなどさまざまな設計データを保持する DWF ファイルが作成されます。これは 1 つのファイルにすることもできます。

ファイルをパブリッシュしたら、Autodesk Design Review を使用してそれを表示、印刷できます。

注: 大きなファイルをパブリッシュして、小さなサイズのファイルとして出力するには、[パブリッシュ]ダイアログ ボックスで、[式]オプションを選択し、[計測を有効にする]を無効にします。出力ファイルの解像度の品質は下がりますが、処理速度は上がります。もう 1 つのパブリッシュ オプション([完全]または[カスタム])を使用すると、DWF 作成にかかる時間は長くなりますが、より大きなサイズのファイルが生成され、表示品質が上がります。
ヒント: 完全な 3D モデルは共有する必要はありません(また、すべきではありません)。アセンブリ、パーツまたはプレゼンテーションの現在のビュー(*.iam、*.ipt、*.ipn)を 2D DWF としてパブリッシュするには、簡易モードで 2D スナップショット オプションを使用します。
注: 品質の違いは、3D モデル パブリッシュの場合にのみ現れます。2D 図面の品質は、どちらのパブリッシュ オプションを使用しても変わりません。3D モデルの場合、[簡易]モードでパブリッシュされたファイルで行われた計測は、[カスタム]/[完全]モードでパブリッシュされたファイルで行われた計測に比べると精度が下がります。[簡易]モードと[カスタム]/[完全]モードによるパブリッシュ結果の品質は、ほとんどの場合、ほぼ同じです。唯一の例外は、3D モデルのエッジです。

ハイパーリンクについて

ハイパーリンクは、DWF ファイル内のパブリッシュされたシートとその内容のガイドとして機能します。ハイパーリンクはシートに追加され、関連ビュー、図面、3D モデル、部品表などのデータと関連付けられます。

たとえば、他のシート上でも、2D シート上のジオメトリ ハイパーリンクを関連ビューに連結させることができます。また、同じ DWF ファイル内でビューを 3D モデルの右側にあるすべてのリンクに連結させることもできます。

キャンバス領域でカーソルを動かしたときに、ハイパーリンクが存在する場合、カーソルが変形します。ハイパーリンクの接続先およびリンク先に移動する手順は、ツールチップとして表示されます。ハイパーリンクをクリックすると、リンク先の 2D コンテンツが表示されます。

注: ビューアでは、ハイパーリンクを変更することはできません。

Design Review の[ビュー]パレットで、パブリッシュ済みビュー項目をクリックすると、ビュー、パブリッシュ済み表題欄、テーブル、パーツ一覧、および履歴テーブルの一覧が表示されます。ビューアのキャンバス領域で項目をクリックすると、その項目が表示されます。

ハイパーリンクを含むオブジェクト: