パレット内のライトを編集するには、ライトをダブルクリックするか、右クリックしてコンテキスト メニューから[編集]を選択します。
ビューポート インタラクティブ レンダリングでもフォトリアリスティック レンダリングでも、6 種類のライトが表示できます。
- [環境光]ライトは、シーンに一般的な背景光を与えるもので、[強度]と[色]のパラメータだけを持っています。
- 平行光ライトは、方向があるので、位置とターゲットを持っています。ただし、位置とターゲットは単に光が放射される方向を表す軸を設定するだけです。このライト タイプは無限遠にあるので、ビームは平行です。このライトも、[強度]と[色]のパラメータの他に、フォトリアリスティック レンダリングで影を投影することもできます。
- [アイ ライト]は、ビューポイントに存在し、[強度]と[色]のパラメータだけを持っています。
- 点光源ライトは、位置を持ちますが、すべての方向に光を放射します。このライトも[強度]と[色]を持っており、[影]を投影することもできます(フル フォトリアリスティック レンダリングでのみ可能)。
- [スポット]ライトは、指向性があるので位置とターゲットの他に、[強度]、[色]、および影のパラメータを持っています。さらに、このライトには、光の[減衰]および[コーン角度]に作用するパラメータもあります。光は円錐状に広がり、強度はライトから遠ざかるに従って減衰します。
- [太陽]は太陽光をシミュレートします。モデルの方向は、[北]と[上方向ベクトル]の方向によって定義されます。太陽の位置は、[方位角]と[高度]によって指定されます。太陽の[モード]に[位置]が含まれている場合は、地球上の位置、[時間](ローカル タイム ゾーンを使用)、日付を入力すると、[Presenter]で太陽の方位角と高度が計算されます。太陽の[モード]に[強度]が含まれている場合は、[Presenter]で、位置、1 年の時期、気象条件に基づいて、太陽の正確な強度も計算されます。
この他に、フォトリアリスティック レンダリングでのみ表示される次の 3 種類のライトがあります。
- プロジェクター ライトは、イメージをサーフェスに投影するために用いられます。投影するイメージのファイルを定義できます。
- 天空光は、空からの光(太陽自体からの直接光は除く)をシミュレートします。モデルの方向は、[北]と[上方向ベクトル]の方向によって定義されます。太陽の位置は、[太陽の高度]と[太陽の方位角]で指定されます。太陽の直接の光は含まれていませんが、太陽の位置によって天空の半球の外観が決まります。[強度]を 0 のままにした場合、[Presenter]では、太陽の位置に基づいて正確な強度が計算されます。
- [ゴニオメトリック]ライトでは、さまざまな量の光エネルギーをさまざまな方向に放出できます。ゴニオメトリック光源には、点光源とまったく同じ動作をするものも、スポット ライトと全く同じ動作をするものも、そのどちらとも異なる動作をするものもあります。ゴニオメトリック ライトの強度分布関数(特定の方向の光の量を表す)は、業界標準のファイルから得られます。[Presenter]は、CIE、IES、CIB、LDT の各ファイルをサポートします。
注: すべてのライト タイプの詳細なリファレンス マニュアルは、Autodesk Navisworks API に付属しています(¥API¥COM¥documentation¥shaders.chmを参照)。Autodesk Navisworks API は Autodesk Navisworks 2014 に付属しています。これはインストーラのオプション機能であり、既定では Autodesk Navisworks のインストール先フォルダの API サブフォルダにインストールされます。
各ライト タイプにはそれぞれ独自のパラメータがあります。ここでは点光源用のエディタを示します。
点光源、平行光、スポットライト、プロジェクタ ライトには、ライトの位置を指定する[位置]パラメータがあります。また、平行光とスポットライトには、ライトの目標の位置を指定する[まで]パラメータもあります。詳細については、「ライトを追加、配置する」を参照してください。
注: [オプション エディタ](詳細は「
Presenter ページ」を参照)で
Presenter プロファイルが
[詳細]に設定されている場合は、ダイアログ ボックスに利用可能なパラメータの完全なリストが含まれ、ライトの種類を変更することができます。
点光源、平行光、スポット、天空光、太陽光、プロジェクター、ゴニオメトリックの各ライトには、[影]パラメータがあります。詳細については、「影の投影」を参照してください。
ダイアログ ボックスでパラメータを編集すると、変更がシーンにインタラクティブに反映されます。
パラメータの編集をシーン内のライトに適用するには、任意の時点で[適用]をクリックします。
編集したライトを他のシーンで使用するために保存するには、[Myライティング]ユーザ アーカイブにドラッグします。