日照シミュレーションの概要

日照シミュレーションでは、自然光と影のプロジェクトに対する影響を示すことで、効果的で受動的な太陽設計に役立つ情報を得ることができます。日照シミュレーションは、地形や周囲の建物からの影が外構に及ぼす影響や、1 日および年の特定の時間に建物内のどこに自然光が入り込むかを視覚化するために使用します。

日照シミュレーションは、太陽パスと[太陽の設定]ダイアログのいずれかまたは両方を使用して作成します。日照シミュレーションを作成する各方法には次のメリットがあります。

太陽パス

太陽パスは、プロジェクトに対して指定した地理的な場所での、空中の太陽の移動範囲を視覚的に表現したものです。太陽パスは、プロジェクトのコンテキスト内で表示され、年間を通じて日の出から日没までの、その移動範囲内で任意の場所に太陽を配置するための画面上のコントロールを含みます。

[太陽の設定]ダイアログ

[太陽の設定]ダイアログでは、事前に設定された太陽の位置共有された太陽設定ビュー固有の照明設定、時間間隔、および地面設定を利用できます。

太陽パスと[太陽の設定]ダイアログの併用

日照シミュレーションの機能をフルに使用するためには、太陽パスを表示し、太陽パスのコンテキスト メニューを使用して、必要に応じて[太陽の設定]ダイアログにアクセスします。太陽パスと[太陽の設定]ダイアログを同時に使用することで、太陽パスの非常に視覚的な対話型コントロールと、ダイアログのプリセットおよび共有設定の利点が得られます。

注: 太陽パスと[太陽の設定]ダイアログに表示される時刻は、プロジェクトの場所のローカル時刻です。場所により、ローカル時刻と太陽時刻が 1 時間以上違っている可能性があるため、太陽時刻の正午に太陽が真上に来るように、太陽パス中の太陽の位置は太陽時刻で表示されます。