ワークシェアリングを有効にすると、既定のワークセットが複数作成されます(2 つの既定のユーザ作成ワークセット、ならびにプロジェクト、プロジェクト標準、およびプロジェクト ビューでロードされたファミリ用のワークセット)。詳細は、「既定のワークセット」を参照してください。
次の図は、ユーザ作成の既定のワークセット 2 つ、[共有レベルと通芯]、および[ワークセット1]を表示した[ワークセット]ダイアログを示しています。
[ワークセット]ダイアログには、次の情報が含まれます。
[オーナ]値は、[オプション]ダイアログの[一般]タブに一覧表示されているユーザ名です。[オプション]ダイアログについての詳細は、「オプション」を参照してください。
一般的に、使用する中央モデルのローカル コピーで作業することをお勧めします。ワークセットを編集可能にすることはお勧めしません。別のチーム メンバーによって編集中である要素を編集するときには、自動的に要素の借用者となり、必要な変更を行うことができます。作業中は頻繁に中央ファイルと同期することをお勧めします。既定では、同期によって借用した要素は放棄され、他のチーム メンバーは要素を編集できるようになります。
プロジェクトの部分を保持しておく場合にはワークセットを使用することで、割り当てられたユーザのみがそのワークセットで要素を編集可能となります。 また、ワークセットを作成する場合には、次の利点も考慮に入れてください。
1 つのプロジェクトを複数のワークセットに分割することで、プロジェクトの部分全体を一度で編集可能にすることが容易になります。
Revit モデルを別の Revit プロジェクトにリンクするときには、プロジェクト内の表示をコントロールすることができます。たとえば、Revit モデルをリンクするときに[共有レベルと通芯]ワークセットの表示をオフにすることは、レベルおよび通芯を各ビューで個別にオフにする必要がなくなるために、しばしば便利なこととなります。
視覚的にモデル内で識別し、区別することができるように、表示モードをワークセットに割り当てることができます。「モデル ワークセットを視覚的に区別する」を参照してください。