一部の CAD モデル属性は Autodesk Simulation CFD デザイン スタディに自動的に適用されます。
CAD から起動したときのモデルの方向は、Autodesk Simulation CFD シミュレーション モデルの初期方向として使用されます。
CAD モデルの単位系は、CAD から起動したときに Autodesk Simulation CFD 解析モデルに自動的に適用されます。CADの単位系は、オプションダイアログで指定したデフォルトの単位系よりも優先されます。
インチを使用する場合は、希望の単位系がインチ-BTU/秒またはインチ-ワットであるかどうかを必ず確認します。これは手動で変更する必要があるかもしれません。
CAD モデルで Autodesk Simulation CFD ではサポートされていない単位系が使用されている場合、この単位系は自動的に既定(メートル法またはオプション ダイアログの既定の設定のいずれか)に設定されます。
CAD モデル内で割り当てられている材料を Autodesk Simulation CFD のモデルに適用するには、CAD の材料名を Autodesk Simulation CFD の材料名に関連付けるルールを作成します。CAD材料のプロパティは使用されません。
これは、多くのCADモデルに含まれる材料データを利用し、デザインスタディ設定を自動化する強力な方法です。ルールとデザイン スタディ ビルダを使用して、CAD のモデルと Autodesk Simulation CFD のモデル間の結び付きを定義し、それらを以降のデザイン スタディで活用することができます。
Autodesk® Inventor
アセンブリからブラウザバーにある部品を右クリックし、編集をクリックする。部品名を再び右クリックし、プロパティを選択します。物理タブをクリックする。材料から希望の材料を選択します。適用をクリックしてから、OKをクリックします。
Pro/Engineer
アセンブリから部品を開き、編集_設定をクリックする。部品セットアップメニューで材料を選択します。材料ダイアログで希望の材料を選択し、モデルグループの材料に移動します。OK <:/fc>ボタンをクリックする。
SolidWorks
フィーチャ ツリーで部品を右クリックし、[外観]をクリックしてから[材料]をクリックします。リストから希望の材料を選択し、緑のチェックをクリックして確定します。
モデル、部品、および境界条件のCAD属性情報を確認するには、デザインスタディバーを使用します。特定のエンティティ上にマウスポインタを移動すると、CADモデル内のエンティティとのつながりを示すツールチップが表示されます。
モデル
デザイン名上にマウスポインタを移動するとCADモデルに関する情報が表示されます:
部品
材料ブランチ、境界条件ブランチ、あるいはグループブランチの下にある部品名上にマウスポインタを移動します:
サーフェス
境界条件ブランチあるいはグループブランチの下にあるサーフェス名上にマウスポインタを移動します:
CAD エンティティ グループは部品とサーフェスの集合体であり、CAD システムにおいて、Autodesk Simulation CFD Connection と一緒にインストールされたダイアログを使用して作成されます。CADエンティティグループを用いることにより、設定割り当ておよびデザインスタディ作成の自動化が、効率的に行えます。Autodesk Simulation CFD を起動すると、CAD エンティティ グループはシナリオに追加され、デザイン スタディ バーのグループ ブランチに Autodesk Simulation CFD グループとして表示されます。
自動化を行うにはCADエンティティグループが必須です: