CAD エンティティと Autodesk Simulation CFD 設定間の関連付けをルールと言います。これを用いることで、頻繁に発生するCADコンポーネントに対して設定の自動割り当てが行えます。ルールは通常、デザインスタディの実効時において、自動で適用されます。
例えば、コントロールモジュールのラインでは多数の部品が共有されています。CADの部品ライブラリでは命名規約が使用されており、各コンポーネントに対しては、あらゆるモデルにおいて同様の命名が行われます。既知である各コンポーネントの熱散逸も、すべてのデザインスタディに対して適用する必要があります。これを実施するには、部品名を対応する熱散逸の値に割り当てるルールを作成します。Autodesk Simulation CFD にモデルを開くと、部品に対して熱散逸値が自動的に割り当てられます。それぞれのモジュールにはこのような部品が数百も含まれているため、ルールを利用することにより、シミュレーションの定義に必要な手作業の数を大幅に減らすことが可能となります。
以下のトピックでは、ルールを作成し使用する手順を説明しています: