Autodesk Simulation CFD の解析はすべて複数の収束計算から構成されています。1収束計算とは、モデル全体に対する1回のスイープ計算です。各自由度(量)に対する収束度は収束モニターにプロットされます
解析初期には、毎回の収束計算で結果が大きく変化します。収束線が上下に振動することもあります。収束線が水平になると、結果の変化がおさまり、解析が"収束"したことを表します
完全な収束には数多くの収束計算が必要となります。回数はアプリケーションおよび物理現象によって異なります。収束は自動的に判断することも、手動で決定することも可能です自動収束判定は解析の進捗を評価し、ある数値的条件を満足したときに解析を停止します。これは指定された収束計算数に達する前に起こる場合もあります。
結果を定量的に評価する前には収束に達していなければなりません傾向は完全な収束に達する前に、解析のより早期に評価することができます
自動収束判定
Autodesk Simulation CFD は局所的、全体的な周期的変化を解析領域全体について検討し、それぞれの自由度の局所的/全体的な変動を評価します。自動収束判定により解析が収束したかどうかを判定し、自動的に解析を停止します。(収束 = 解が変化しなくなった)これにより、ユーザーが指定した収束計算数前に解析が終了します。また、アウトプットバーには、平坦な線が検出されたことを示すメッセージが表示されます。
手動での収束判定
再循環等の流れ現象では、一部の量が変動します。カーブが平坦化せず、自動収束判定ができない可能性があります。手動で収束を判定するには: