粒子追跡

粒子追跡は、流れに注入された染料のようなものです。流れの動きを可視化する上で強力な手法です。

デフォルトで粒子追跡は質量を持たず、その動きは流れにのみ影響されます。粒子追跡を、流れシステムの中の物質のように表示させるには、質量を有効にします。

粒子追跡の作成

一連の粒子追跡を作成するには

  1. 結果平面を作成し、粒子追跡ダイアログを開きます。
  2. シード方法を選択します。
  3. ポイントを追加をクリックします。
  4. 平面上のポイントをクリックします(またはグリッドをドラッグします)。
  5. 粒子追跡を追加をクリックします。

シード方法:

面上をピック

シード点の位置を選択するには、平面をクリックします。

キー入力

正確なX、Y、Z座標をキー入力します。各座標はコンマで区切ります。(座標値は括弧や引用符で囲まないでください。)平面上に存在しない座標でも指定できます。

四角形グリッド

上側2コーナー、下側コーナーの3点をクリックすることにより、アクティブな平面上に矩形を描画します。

 

 

および高さフィールドにグリッド点数を指定します。

グリッド間隔オプション

グリッド間隔オプションは、ベクトル密度のグリッド間隔に基づいて追跡シードを配置します。このオプションは、結果平面全体に均一に追跡を分布させる場合に使用します。これは、腐食を計算する場合に便利です。

グリッド間隔オプションを有効にするには:

  1. 粒子追跡ダイアログで、シード方法として四角形グリッドを選択します。
  2. グリッド間隔を使用をチェックします。

グリッド間隔密度を調整するには:

  1. 結果平面でベクトルを有効にします。
  2. 平面制御ダイアログのベクトルの設定タブで、グリッド間隔スライダをドラッグします。

円形グリッド

円形グリッドの中心をクリックし、希望の半径までドラッグしてから再度クリックすることにより、アクティブ平面上に円形を描画します。

および高さフィールドに円周方向と半径方向の点数をそれぞれ指定します。

粒子追跡の表示

粒子追跡を表示、ソート、変更するには

  1. 粒子追跡リストを表示するには粒子追跡リスト...ボタンをクリックします。
  2. 粒子追跡をソートするには、列ヘッダをクリックします。
  3. 粒子追跡の外観を変更するには、設定を右クリックし、プロパティを設定...を選択します。

使用したい粒子追跡の種類を表示メニューから選択します。

シリンダ

直線

リボン

コメット

注: 表示から粒子追跡を削除するには非表示を選択します。

その他の属性

アニメーション

粒子追跡の削除

滞留時間

粒子追跡がモデルを通過するのにかかる時間が滞留時間であり、各粒子追跡に対してリストされます。滞留時間は、流れ、ジオメトリ、粒子に質量があるかどうかによって異なります。

他よりも長い滞留時間の粒子追跡は、アニメーションに影響を与えます。このような粒子追跡はゆっくりとアニメーション表示され、続けて他のアニメーションが極端に短い時間で表示されます。

関連リンク

粒子追跡の使用方法を示す例