設定 > デザインスタディツールのコントロールを使用し、デザインスタディの構造を定義します。新しい設計のバリエーションを追加する、設定を事前に定義する、または完全に定義されたシナリオの構造を割り当てることができます。これらのツールはデザインスタディの自動化の不可欠な要素であり、様々なニーズに応えるためにいくつかの程度の異なるプロセス自動化が提供されています。
設計の追加/更新
設計のバリエーションまたはイテレーション(新しいジオメトリモデル)を追加するか、または既存の設計を変更します。Parasolidベース、Acisベース、およびPro/Engineerベースのモデルで使用します。
デザインスタディに設計を追加するには:
テンプレート
テンプレートは、デザインを定義する1つ以上のシナリオのモデル設定を含むファイルです。テンプレートでは類似した設定を含むデザインスタディに対して一貫性を提供します。
デザインスタディでテンプレートを開いた後、デザインスタディバーから各設定をドラッグし、適切なモデルエンティティに適用することが可能です。
例えば、圧力損失を最小化するために再設計を要する、マルチポートマニホールドを想定します。各デザインはジオメトリが異なるものの、流量、流出圧力、および材料については変わりません。テンプレートにはこれらの設定を格納します。テンプレートをそれぞれの新しいデザインに適用することで、ユーザーは各種の設定をサーフェスや部品に関連付けることが可能です。このテンプレートによりすべてのデザインに対しての一貫した設定が保証され、時間や労力の大幅な削減が可能となります。
ルール
CAD エンティティと Autodesk Simulation CFD 設定間の関連付けをルールと言います。これを用いることで、頻繁に発生するCADコンポーネントに対して設定の自動割り当てが行えます。ルールは通常、デザインスタディの実効時において、自動で適用されます。
例えば、コントロールモジュールのラインでは多数の部品が共有されています。CADの部品ライブラリでは命名規約が使用されており、各コンポーネントに対しては、あらゆるモデルにおいて同様の命名が行われます。既知である各コンポーネントの熱散逸も、すべてのデザインスタディに対して適用する必要があります。これを実施するには、部品名を対応する熱散逸の値に割り当てるルールを作成します。Autodesk Simulation CFD にモデルを開くと、部品に対して熱散逸値が自動的に割り当てられます。それぞれのモジュールにはこのような部品が数百も含まれているため、ルールを利用することにより、シミュレーションの定義に必要な手作業の数を大幅に減らすことが可能となります。
パネルのタイトルバーの外にスライドする矢印をクリックし、以下のコントロールにアクセスします。
スクリプト エディタ
Autodesk Simulation CFD アプリケーション プログラミング インタフェース(API)では、ユーザ インタフェースでは使用しにくい Autodesk Simulation CFD の機能を操作する方法が提供されています。APIは、Pythonスクリプト言語ベースです。
フラグ
フラグは、Autodesk Simulation CFD のさまざまな側面を変更するのに便利な設定オプションです。
これらのフラグは、フラグマネージャを使用して選択、起動、および管理できます。