ルールのワークフロー

ルールの作成には2種類の方法があります:

  1. 第1の方法は既存の設定を活用する方法です。この方法は、割り当て済みの各種設定を定義する必要がないという点で有効です。
  2. 第2の方法は、ルールマネージャを用いた新規ルールの作成です。どちらの場合でも、ルールマネージャによるすべてのルール制御が可能です。

方法 1: 適用した設定からルールを作成する

  1. デザインスタディバーの材料または境界条件ブランチの下のエンティティをダブルクリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. 適切なオプションを選択します。オプションについての詳細は以下のセクションを参照してくだし」

ルールタイプと作成

このテーブルは、ルール種別とデザインスタディバーを用いたそれらの作成方法をまとめたものです。

この設定を割り当てるには

対象オブジェクト

作成手順

材料

CAD部品名

  1. 材料ブランチで部品名を右クリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. 部品名をAutodesk® Simulation CF材料に関連づけ...をクリックします。

常に同じ材料が割り当てられる利用頻度の高い部品に対しては、この方法を使用します。

材料

CAD材料名

  1. 材料ブランチで部品名を右クリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. CAD材料名をAutodesk® Simulation CFD材料に関連付け...をクリックします。

この方法では、CADモデル内で材料が割り当てられたすべての部品に対して、Autodesk® Simulation CFD材料を割り当てます。CADにおける材料割り当て頻度が高い場合には、この方法を使用します。

ボリューム境界条件(総発熱量または発熱量)

CAD部品名

  1. ボリューム境界条件ブランチの部品名を右クリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. 部品名を境界条件に関連づけ...をクリックします。

頻繁に使用される部品に同じ材料が常に割り当てられている場合は、この方法を使用します。

材料、ボリューム境界条件、サーフェス境界条件、部品抑制

グループ

このルールでは、CADで作成したCADエンティティグループを使用します。

  1. グループ名を右クリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. グループ名をAutodesk® Simulation CFD設定に関連づけ...をクリックします。
  4. ルール作成ダイアログで設定タイプを指定します。

(部品を抑制するルールを作成するには、抑制ボックスを選択します。)

このルールは最も汎用性の高いものです。

部品の抑制

CAD部品名

  1. 材料ブランチで抑制される部品を右クリックします。
  2. ルールを作成をクリックします。
  3. 部品名をAutodesk Simulation CF材料に関連づけ...をクリックします。

方法 2: ルール マネージャを使用してルールを作成する

ルールマネージャを開くには、設定 (tab) > デザインスタディツール(パネル)> ルールをクリックします。

ルールを作成するには

  1. ***クリックしてルールを作成...***をクリックします。
  2. ルール作成ダイアログで設定を行います。(ルール基準は設定の適用対象となるCADエンティティの種類です。)

ルールで割り当てられた材料の環境設定を定義するには

  1. ルールを作成後、Autodesk® Simulation CFD材料を右クリックし、環境参照を編集...を選択します。
  2. 材料環境ダイアログで、材料プロパティに固定または可変を指定します。
  3. 材料がシナリオ環境と異なる条件で動作する場合には、圧力温度を適切に設定します。

ルールを自動適用するには

ルールの適用順序を変更するには

ルールを手動適用するには

注: 3Dモデル内のサーフェス材料適用にルールを用いることはできません。

ルール作成例