第 4 章: CAD モデル

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CADモデルはどのように準備するか?

モデルの整合性、流れ領域の適切な作成という点で、効果的なシミュレーションは、正しい CAD テクニックから始まります。最初のステップは流れ解析に使用するCADモデルを設計することです。これは、フロー ジオメトリのモデル化とシミュレーション向けにモデルを最適化することを意味します。

シミュレーション向けにモデルを最適化

問題

解決策

ジオメトリの準備をする場合は常に実行する必要がある手順:

解析時間の短縮に役立つ手順:

シミュレーションに影響しない部分(干渉、ギャップ、ファスナー、小さいフィーチャー)を取り除くことによりメリットのあるモデルの例

製造用

シミュレーション

注: 干渉、ファスナ、小さいギャップ、きわめて小さいフィレットなどは除去されています。

注: 干渉、ファスナー、小さいギャップ、きわめて小さいフィレットを削除することに加えて、解析にとって重要でないいくつかの構成部品も除外されています。

注: 干渉、ファスナー、小さいギャップ、きわめて小さいフィレットを削除することに加えて、解析にとって重要でないいくつかの構成部品も除外されています。

流れジオメトリのモデル化

Autodesk Simulation CFD で設計内の流れを解析するには、流れ領域のモデルが必要です。ほとんどのCADシステムでは、これはデフォルトで含まれていませんが、流れ領域のモデルを作成する方法はいくつかあります。解析に最も適した方法がどれかによって、CADモデルの準備方法が異なります:

CADシステム内で流れモデルを作成

CADシステム内で、流れ領域を表す部品あるいは複数部品を作成する場合があります。

配管、バルブ、電子機器筐体など内部流れでは、通常、流れボリュームを作成することを意味します。

車体上、露出したモジュール周囲などの外部流れでは、通常、モデル全体を囲むボックスを作成することを意味します。

長所:

短所:

空間が密閉されていることと、Simulation CFD によって流れ部品が作成されていることを確認します。

Autodesk Simulation CFD は、モデル内の空間を埋める部品を自動的に作成します。これらは CAD モデル内ではなくデザイン スタディ内にのみ含まれます。

配管、バルブ、電子機器筐体など内部流れでは、開口部を覆う "キャップ" が作成されます。Simulation CFD で流れボリュームを作成できるように空間が密閉されます。

車体上、露出したモジュール周囲などの外部流れでは、ボックスを使用してモデルが囲まれます。これにより、Autodesk Simulation CFD でボックスとモデルとの間の流れボリュームが作成されます。

長所:

短所:

Simulation CFD のジオメトリ ツールを使用して流れモデルを作成する

シミュレーション モデルに流れボリュームを直接追加することができます。

配管、バルブ、電子機器筐体など内部流れでは、平坦な開口部を閉じるサーフェスを作成するために、内部流体ボリュームを使用します。すべての開口部が閉じられると、空間が密閉されて、空間を満たす内部ボリュームが作成されます。

車体上、露出したモジュール周囲などの外部流れでは、モデルの周りの流れ領域を作成するために、外部ボリューム生成を使用します。

長所:

短所:

ここをクリックしてジオメトリ ツールについての詳細を任意で表示

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