外部参照マテリアル

外部参照マテリアルを使用すると、別のシーン ファイル内のオブジェクトに適用されているマテリアルをシーン内で使用することができます。外部参照オブジェクトと同様、マテリアルは別個のソース ファイル内に存在します。設定できるのは、ソース ファイル内のマテリアル プロパティのみです。ソース ファイルでそれらを変更してから保存すれば、外部参照を含むマスター ファイルでのマテリアルの外観を変更することができます。

注: 外部参照オブジェクトのマテリアルが元のソース ファイルで適用されており、ソース ファイルを参照するときに[マテリアルを合成](Merge Materials)がオフになっている場合は、そのマテリアルはシーン内で自動的に外部参照され、シーンから参照する場合はマテリアル エディタにロードできます。マテリアル エディタを明示的に使用して外部参照マテリアルを作成するときは、特定のソース ファイルからの外部参照オブジェクトは必要ありません。ただし、登録のソース ファイルとマテリアルは[外部参照オブジェクト](XRef Objects)ダイアログ ボックスに表示されます。

[ビューポートでマップを表示](Show Map In Viewport)ボタンは、ソース ファイルで同じボタンが使用可能になっている場合のみ、外部参照マテリアルで動作できます。それ以外の場合は使用できません。

インタフェース

外部参照オブジェクト ダイアログ内で対応する外部参照登録をハイライトしてください

クリックすると[外部参照オブジェクト](XRef Objects)ダイアログ ボックスが開き、ソース ファイルの現在の登録がハイライトされ、そのオブジェクトが外部参照図形のリストに表示されます。まだマテリアルにファイルとオブジェクトを選択していない場合は、[外部参照オブジェクト](XRef Objects)ダイアログ ボックスが表示され、使用するファイルとマテリアルをそこから参照できます。

[ファイル名](File name)フィールド

外部参照マテリアルのソースが格納されているシーン ファイルのパスとファイル名が表示されます。他のパスやファイルを指定するように編集することができます。

ファイル名の表示

ファイル名のみが表示されます。パスは表示されません。

[...]ボタン

ソース ファイルに異なるパスとファイル名を指定するための[ファイルを開く](Open File)ダイアログ ボックスを表示するときにクリックします。ファイルを選択すると、3ds Max[外部参照の合成](XRef Merge)ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスで、マテリアルの参照先とするオブジェクトを選択できます。

[オブジェクト名](File Name)フィールド

ソース ファイルを示す、ソース オブジェクトの名前を表示します。

オブジェクト名とマテリアル

ソース オブジェクト名と、括弧内にマテリアル名が表示されます。たとえば、「Shaker ( Chrome)」です。

[...]ボタン

外部参照オブジェクトの[ファイル名](File Name)編集ボックスに設定されたシーンを示す、[外部参照の合成](XRef Merge)ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスで、マテリアルの参照先とする別のオブジェクトを指定できます。

ステータス ライン

マテリアルの状態を表示します。たとえば、ファイルとオブジェクトが両方ともある場合、このフィールドには「状態: 外部参照 解決済」と表示されます。