[Vault から開く](Open From Vault)コマンドでは、3ds Max の Autodesk Vault というデータ管理プロバイダから MAX ファイルを直接開くことができます。この機能を利用すれば、Vault クライアントを使用しなくても、デジタル コンテンツ作成処理で使用されるアセットのバージョン コントロール管理を安全に行うことができます。シーンを保存するときに使用した Vault のバージョンを選択します。
注: [Vault から開く](Open From Vault)は、3ds Max ソフトウェア インストールのオプション コンポーネントである Vault プラグインがインストールされている場合のみ、アプリケーション メニューに表示されます。
手順
[Vault から開く](Open From Vault)を使用するには:
アプリケーション メニューを開き、[開く](Open)
[Vaultから開く](Open From Vault)を選択します。
- Vault プロバイダにログインしていない場合は、[Vault ログイン](Vault Log In)ダイアログ ボックスからログインすることを求めるメッセージが表示されます。フォームに必要な事項を入力してから、[OK]ボタンをクリックします。
- [Vault からファイルを開く](Open File From Vault)を使用して、Vault を参照し、開く MAX ファイルを選択します。
- 次のいずれかの状態になります。
- ファイルをチェックアウトできる場合は、そのファイルがバージョン管理されていることを知らせるダイアログ ボックスが開き、編集を行う前にチェックアウトするかどうかを確認されます。[はい](Yes)をクリックします。
- 別のユーザがそのファイルをチェックアウトしている場合は、ファイルがチェックアウトされているので、編集を保存できないことを通知するダイアログ ボックスが開きます。ファイルを読み取り専用モードで開くには、[OK]ボタンをクリックしてます。このファイルを保存しようとすると、シーン ファイルが読み取り専用で、上書きできないことを通知するダイアログ ボックスが表示されます。
- ファイルをチェックアウトしているときに、別のファイルを開こうとしたり[新規作成](New)または[リセット](Reset)コマンドを使おうとすると、ファイルをチェックインするかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。必要に応じてコメントを入力してから、[OK]ボタンをクリックしてファイルをチェックインします。
プロバイダ上に新しいバージョンを作成するだけの場合は、[チェックアウトを保持](Keep Checked Out)にチェックマークを付けてから[OK]ボタンをクリックします。新しいバージョンが作成されますが、ファイルはチェックアウトしたままです。
インタフェース
作業フォルダを設定していない場合、Vault からファイルを開こうとすると 3ds Max は警告を表示します。警告をそのまま閉じると、作業フォルダを指定するための[フォルダの参照](Browse For Folder)ダイアログ ボックスが開きます。