開閉率

[ファイルを開く](Open File)ダイアログ ボックスからシーン ファイル(MAX ファイル)、キャラクタ ファイル(CHR ファイル)、または VIZ Render ファイル(DRF ファイル)を開きます。また、以前に開いたファイルを選択したり、コマンド ライン オプションを使用することもできます。

ファイル タイプ MAX は、シーン ファイル全体です。

CHR ファイルは、[キャラクタを保存](Save Character)で保存されるキャラクタ ファイルです。CHR ファイル形式の詳細は、「キャラクタ アセンブリ」および「キャラクタを保存」を参照してください。

DRF ファイルは、AutoCAD Architecture (旧 Autodesk Architectural Desktop)に含まれるレンダリング ツールである、VIZ Render のシーン ファイルです。DRF というファイルの種類は、Autodesk VIZ を使用して保存された MAX ファイルに似ています。

ロードするファイルが、インストールされていないプラグインで作成されている場合、ダイアログ ボックスにプラグインがリストされます。その場合もファイルは読み込めますが、インストールされていないプラグインで作成されたシーン内のエンティティはすべてスタンドイン、つまり非レンダリング ボックスまたはプレースホルダ モディファイヤで表示されます。プラグインをインストールしているユーザとそのシーンを共有していないかぎり、問題を起こさずにシーンからこれらを削除できます。

ロードしているファイルに含まれるビットマップが検索できない場合は、[見つからない外部ファイル](Missing External Files)ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスでは、検索できなかったマップを参照したり、それらのマップをロードせずにファイルを開くことができます。

自動単位変換

[システム単位設定](System Unit Setup)ダイアログ ボックスの[システム単位スケール](System Unit Scale)領域にある[ファイル内のシステム単位を重視](Respect System Units In Files)チェック ボックスにチェックマークを付けると、別のシーン単位スケールを持つファイルについて[ファイルのロード: 単位の不一致](File Load: Units Mismatch)ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスで、ロードしたシーンを現在のシーン単位スケールに変換したり、現在のシーン単位スケールを変更してロードしたファイルのシーン単位スケールと一致させたりすることができます。3ds Max 1.x で作成されたファイルをロードする場合は、単位変換は行われません。

[ファイル内のシステム単位を重視](Respect System Units In Files)がオフ(非推奨)の場合、3ds Max ではロードしたシーン ファイル内で選択された単位が無視されます。

たとえば、1 単位 = 1 フィートのシーンで作成された半径 100 フィートの球は、1 単位 = 1 インチのシーンで半径 100 インチの球になります。

手順

これまでに開いたことのあるファイルをもう一度開くには、次のいずれかを実行します。

3ds Max を起動して特定のファイルを開くには:

3ds Max の起動時に、最後に作業したファイルを開くには:

インタフェース

[ファイルを開く](Open File)ダイアログ ボックスには、ファイルを開くための Windows 標準のコントロールが表示されます。その右側の[サムネイル](Thumbnail)領域に、シーンのプレビューが表示されます。ファイル名が、リストの左側でハイライト表示されます。

ヒント: ダイアログ ボックスのサイズを変更するには、ダイアログ ボックスの端またはコーナーにカーソルを置いてドラッグします。

プラス ボタンをクリックすると、入力したファイル名に連番が追加されます。連番がファイル名に既に付いている場合は、増分されます。次に、そのファイルが存在する場合は、その名前のファイルが開きます。

たとえば、test00.max という名前のファイルをハイライト表示し、プラス ボタンをクリックすると、名前が test01.max に変更され、そのファイルが開きます。

古い形式のファイルを開く場合

以前のバージョンの 3ds Max で作成したシーンを開くと、[古い形式のファイル](Obsolete File)ダイアログ ボックスが表示されます。

このシーンを再度保存すると、ファイルは上書きされます。その場合でも、このファイルを 3ds Max で編集することはできますが、以前のバージョンの 3ds Max で編集することはできません。

このメッセージを表示しない

このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、[古い形式のファイル](Obsolete File)ダイアログ ボックスは表示されません。このダイアログ ボックスの表示は、[カスタマイズ](Customize)メニュー [基本設定](Preferences) [ファイル](File)パネルの[古いファイルの読み込み警告を表示](Display Obsolete File Message)チェック ボックスで制御できます。

注: 以前のバージョンの 3ds Max でシーンを開く必要がある場合は、[ファイル](File) [名前を付けて保存](Save As)を使ってファイルを別名で保存してください。そうすると、元のファイルを以前のバージョンで開けるようになります。