[コマンド プロンプト](Command Prompt)ウィンドウのコマンド ラインから 3ds Max を起動できます。また、コマンド ラインをバッチ ファイルに含めることで起動することもできます。 コマンド ラインで使用できるスイッチは多数あります。
コマンド ラインから 3ds Max を起動するには:
コマンド ライン上で、「3dsmax」の後に次のスイッチを指定できます。
スイッチ | 効果 |
---|---|
-c othercui | maxstart.cui の代わりに othercui.cui を使用してプログラムを起動します。 |
-d | トラック ビューがダブル バッファ表示になります。これは、シングル バッファ表示よりスムーズですが、より多くのシステム リソースを消費します。 |
-g | 次に示すダイアログ ボックスのバックグラウンドが、グレーではなく白になります。[トラック ビュー](Track View)、[RAM プレイヤー](RAM Player)、[ビデオ ポスト](Video Post)、[ロフト](Loft)、[フォールオフのカーブ](Falloff Curve)。 バックグラウンド パターンが含まれなくなるため、24 ビット未満の表示モードを使用しているときにスクリーン キャプチャを行う場合に便利です。 |
-h | グラフィック ドライバを[Nitrous]、[Direct3D]、[Open GL]、および[ソフトウェア](Software)から選択できます。 |
-i otherfile | 3dsmax.ini の代わりに otherfile.ini を使用してプログラムを起動します。 |
-l | 最後の .max ファイルを自動的にロードします。 |
-ma | 最大化状態で開きます。 |
-mi | 最小化状態で開きます。 |
-n | ネットワーク モードが使用不可になります。 |
-p otherfile | plugin.ini の代わりに otherfile.ini を使用してプログラムを起動します。 注: otherfile.ini 文字列には完全パス名を入力する必要があります。
|
-q | スプラッシュ画面なしで、プログラムをすぐに起動します。 |
-s | プログラムをサーバ モードで起動します。 |
-u | MAXScript など、指定されたユーティリティを開きます。 詳細は、「 コマンド ラインからのスクリプトの実行 」を参照してください。 |
-v | ディスプレイ ドライバをロードします。詳細については、「-v オプションを使用する」を参照してください。 |
-z | ファイルのバージョン番号を書き込みます。詳細については、「-z オプションを使用する」を参照してください。 |
anyscene | 3ds Max を起動し、anyscene.max という名前のファイルを開きます。 |
スペースを使って、3ds Max 実行可能ファイル名をコマンドライン スイッチから分離します。
例:
3dsmax −l
3dsmax −i 他のファイル
3dsmax anyscene
3dsmax −c MaxCustom
-v オプションは、起動時に別のディスプレイ ドライバをロードする場合に使用します。このオプションは、3dsmax.ini 内の設定を無効にします。
-v の後に、使用するドライバを表すために以下のいずれかを指定します。
o: OpenGL ドライバをロードします。
d: Direct3D ドライバをロードします。
n: null driver をロードします。
たとえば、通常は Direct3D 11 (既定の表示モード)を使用して Nitrous を実行していて、あるセッションで Direct3D 9 に切り替える場合、3dsmax −vx9 と入力します。
製品サポートに連絡すると、このオプションを実行してご使用のソフトウェアの正確なバージョンを確認するよう求められることがあります。このオプションを指定した場合、ファイルへの書き込みだけが実行され、3ds Max は起動しません。
-z の後にファイル名を入力します。
3dsmax −z id.txt
指定したファイル(この例ではid.txt)は、3ds Max のルート ディレクトリに書き込まれます。