まとめ

Simulation Composite Analysis を使用して、変位でコントロールされる荷重によって発生する進行性繊維および母材破損を予測しました。

Simulation Composite Analysis に固有の 5 つの手順が使用されました。

  1. 実験上の単層特性を指定するためにComposite Material Managerが使用されました(「Composite Material Manager を使用してユーザ材料特性を指定する」)。
  2. Abaqus/CAE で、Create Composite Material プラグインを使用して材料を定義しました(「Create Cohesive Material プラグインを使用してユーザ材料を作成する」を参照)。
  3. 強力な解析の収束を可能とする解析コントロールを定義しました(「解析ステップを作成する」を参照)。
  4. データベース ファイル(.odb)への状態変数(SDV)の出力を要求しました(「フィールド出力要求を定義する]を参照)。
  5. xStiff ユーティリティを使用して、外部剛性パラメータを計算して挿入しました(「外部剛性パラメータ」を参照)。

解析の完了後、Abaqus Viewer を使用して個別の層における繊維破損および母材破損をプロットしました。エンベロープ コンター プロットを使用して、24 層の積層における最大損傷状態を表示し、荷重-変位プロットを生成しました。