チュートリアル: 庭園の歩道を設計する(VBA/ActiveX)

このチュートリアルでは、ActiveX と Visual Basic for Applications (VBA)を使用する場合の基本を紹介し、AutoCAD の作図環境で使用するマクロを作成します。

対象者

このチュートリアルは景観設計をテーマとしていますが、このチュートリアルのコンセプトはあらゆる業界に応用できます。

前提条件

  1. 環境をチェックする
    マクロを作成し、実行するためには、AutoCAD VBA 統合開発環境(VBA IDE)をインストールする必要があります。
  2. 庭園の歩道の目的を定義する
    このチュートリアルの目的は、庭園の歩道を描画し、その歩道に円形のコンクリート タイルを敷き詰める Gardenpath という名前の新しいマクロを開発することです。
  3. ユーティリティ関数を記述する
    プログラムを記述する場合、他のプログラムにも再利用できる小さい論理サブルーチンを記述すると便利です。Gardenpath マクロは、一連のプライマリおよびセカンダリ(ユーティリティ)関数およびサブルーチンを使用して定義されます。
  4. グローバル変数を宣言する
    Gardenpath マクロのサブルーチンは、いくつかのグローバル変数を利用しています。グローバル変数を使用すると、関数同士で値を交換したり、プロジェクトがメモリにロードされている間に値を格納することができます。
  5. コマンド プロンプトでのユーザ対話処理を定義し、値を計算する
    gpuser サブルーチンは、ユーザに庭園の歩道の描画に必要な情報を入力するよう求めるプロンプトを表示します。
  6. 庭園の歩道の輪郭を描く
    歩道の輪郭は、gpuser サブルーチンで取得した歩道の位置と 1/2 幅を使用して描くことができます。
  7. 庭園の歩道内にタイルを描く
    drawtiles サブルーチンと drow サブルーチンは、歩道の円形タイルの作成と計算に使用します。
  8. すべてを統合する
    小さなサブルーチンを記述することにより、それらをブロックのように使用して、ユーザが実行できるマクロを定義することができます。
  9. Gardenpath マクロを実行する
    マクロとしても知られる Public サブルーチンは、AutoCAD ユーザ インタフェースから実行することができます。
  10. コードをステップ実行する
    実行時にサブルーチンまたは関数のコードをステップ実行することによって、問題を発見したり、コード内の分岐を評価することができます。
  11. ダイアログ ボックスにコントロールを作成、追加する
    ダイアログ ボックスを使用してユーザからの入力を取得し、受け取った値をプロジェクトで定義されたサブルーチンに使用することができます。
  12. コントロールおよびユーザ フォームのプロパティを修正する
    プロパティは、コントロールまたはユーザ フォームの動作と外観を定義します。
  13. コントロールとユーザ フォームのイベントを処理する
    イベントは、ユーザがユーザ フォーム上のコントロールを操作した結果だけでなく、事前定義されたアクションがユーザ フォームに対して発生したときにもトリガされます。

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