XRecord オブジェクト(ActiveX)

XRecord オブジェクトは、任意のデータの格納と管理に使用されます。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

クラス情報

クラス名

AcadXRecord

オブジェクトの継承
Object
   AcadObject
      AcadXRecord
作成時に用いる項目

VBA

Dictionary.AddXRecord
経由する項目

VBA

Dictionary.Item

メンバー

次のメンバーはこのオブジェクトの一部です。

注意

このオブジェクトは XData のコンセプトと同様ですが、サイズまたは順位の制限を受けません。

XData とは違い、XRecord は 1000 未満の標準 AutoCAD グループ コードで作業します。標準の AutoCAD グループ コードがすべてサポートされています。つまり、通常使用されるデータ タイプのすべてに加え、XRecord はオブジェクト ID を格納することができます。これにより、XRecord は他の XRecord を含む他のオブジェクトを所有することができます。

次のグループ コードはすべての XRecord オブジェクトで共通です。

XRecord オブジェクトは、図面とともに保存され、他の ObjectARX および AutoLISP プログラムにより直接アクセスすることができます。そのため、アプリケーションにとってデータ セキュリティが重要である場合、XRecord に情報を保存する際には注意が必要です。

注: XRecord オブジェクトは、リリース 13c0 から 13c3 でもデータを損なわないように設計されています。しかし、R13c4 以前のバージョンの AutoCAD に読み込まれると、XRecord オブジェクトにはアクセスできなくなります。

XRecord を作成するには、AddXRecord メソッドを使用します。