Visual LISP はコードの色付けによって、[コンソール]ウィンドウおよびテキスト エディタ ウィンドウに入力された要素を識別しやすくします。
入力される要素には、AutoLISP の組み込み関数、数値、文字列があります。コードの色付けにより、クォーテーションの抜けやスペルに誤りのある関数名の検出が容易になります。
Visual LISP のテキスト エディタは、AutoLISP、DCL、SQL、および C++ 言語のソース ファイルのコードを色付けします。[コンソール]ウィンドウおよびテキスト エディタ ウィンドウで使用されるコードの色付けは、ファイルの拡張子に基づくファイルの種類によって決定されます。ファイル タイプに対応するコードの色付けスタイルを変更するには、Visual LISP のメニュー バーから、[ツール] [ウィンドウの属性] [構文の色付け]をクリックします。[コンソール]ウィンドウで入力したテキストはすべて、AutoLISP のコードとみなされます。
次の表に、既定の配色パターンを示します。
AutoLISP コードの既定の配色パターン |
|
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色 |
AutoLISP 言語の要素 |
青 |
組み込み関数とプロテクト シンボル |
紫 |
文字列 |
緑 |
整数 |
青緑 |
実数 |
紫、背景は灰色 |
コメント |
赤 |
括弧 |
黒 |
認識されない要素(たとえば、ユーザ変数) |
次のコード例は、コードサンプルの次の AutoLISP コードでエラーを検出するには、カラーコードの使用の利点を示します。
上図は、標準的なコードの色付けが適用された AutoLISP プログラムです。コードの色付けを適用することにより、次の問題を識別することができます。