Visual LISP のコード整形機能を使用すると、AutoLISP 式のテキストの見栄えをよくして読みやすいスタイルに整えることができます。
注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。
コード整形機能は、テキスト エディタ ウィンドウにコードを入力すると自動的に動作しますが、他のエディタからコピーされたテキストを整形したり、別のスタイルにコードを整形し直す場合にも使用することができます。
テキスト エディタ ウィンドウにコードを入力すると、Visual LISP のスマートインデント機能がバックグラウンドで動作し、プログラム コードを自動的にインデントします。このインデントは、現在の AutoLISP の括弧のネスト レベルまで評価されます。現在の式が、一連の完成したトップ レベルの AutoLISP 式の前にある場合、そのインデントはゼロになります。
また、明示的に整形機能を呼び出して再編成することもできます。
- 選択したテキスト行: 整形するテキストを選択する場合は、その選択に有効な AutoLISP 式を含める必要があります。そうしないと、エラー メッセージが表示されます。
-
現在のテキスト エディタ ウィンドウ内のすべてのテキスト:
注: コード内で括弧の不一致が検出されると、メッセージ ボックスが表示されます。このメッセージ ボックスに対する応答に基づいて、必要と思われる場所への括弧の追加が実行/キャンセルされます。コード整形機能では左右の括弧の数を合わせることはできますが、不足している括弧を正しい場所に挿入することはできない場合があります。
テキストを整形するときは、次の点に注意してください。
- 整形機能は、固定フォントと、フォントに合ったタブ サイズの使用を前提にしています。フォントの設定を変更するには、[ウィンドウの属性] [フォント]をクリックします。タブの設定を変更するには、[ウィンドウの属性] [現在の環境設定]をクリックします。
- 整形機能は、Visual LISP のテキスト エディタ ウィンドウ内でのみ使用できます。
- インライン コメントや文字列の外側にある既存のスペース文字とタブ文字は、整形機能の処理対象にはなりません。