grtext (AutoLISP)

ステータス バーまたはスクリーン メニュー領域に文字を書き込みます。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(grtext [box text [highlight]])
box

タイプ: 整数型

文字を書き込む場所。

文字

タイプ: 文字列

スクリーン メニューまたはステータス バーに書き込む文字を指定します。text 引数が長過ぎて表示領域に収まらない場合は、切り捨てられます。

highlight

タイプ: 整数型

スクリーン メニューの位置を選択または選択解除します。

戻り値

タイプ: 文字列

成功した場合は、text 引数で渡された文字列、失敗した場合、または引数を指定しなかった場合は、nil

注意

この関数は指定された文字をメニュー領域に表示しますが、下にあるメニュー項目は変更しません。引数なしで grtext 関数を呼び出すと、すべての文字領域を標準の状態に復元できます。

注: この関数は Mac OS でサポートされていますが、AutoCAD は影響を受けません。

引数なしで呼び出すと、grtext 関数はすべてのテキスト領域を、標準の値に復元します。引数を 1 つだけ指定して呼び出すと、grtext 関数の結果はエラーになります。

スクリーン メニュー領域(旧機能)

box 引数の値を 0(ゼロ)以上に設定すると、スクリーン メニューの位置になります。有効な box 引数の値の範囲は、0(ゼロ)からスクリーン メニュー ボックスの最大数 -1 までです。AutoCAD のシステム変数 SCREENBOXES は、スクリーン メニュー ボックスの最大数を報告します。highlight 引数に正の整数を指定すると、grtext 関数は指定されたボックスの文字をハイライト表示します。あるボックスをハイライト表示すると、既にハイライト表示されていた他のボックスが自動的にハイライト解除されます。highlight 引数が 0(ゼロ)の場合、メニュー項目のハイライトは解除されます。highlight 引数が負の場合は、無視されます。プラットフォームによっては、highlight 引数を指定せずに文字を表示し、次にハイライト表示しなければなりません。スクリーン メニューの位置をハイライト表示できるのは、カーソルがスクリーン メニュー領域内に存在しない場合に限ります。

ステータス バー領域

box 引数の値に -1 を設定して grtext 関数を呼び出すと、モード ステータス バー領域に文字が表示されます。モード ステータス バーの長さは、ディスプレイによって異なります(ほとんどのディスプレイでは 40 文字以上表示できます)。次のコードでは、DIESEL 式 $(linelen) を使用してモード ステータス領域の長さを調べています。

(setq modelen (menucmd "M=$(linelen)"))

box 引数の値に -2 を設定すると、grtext 関数は座標ステータス バー領域に文字を表示します。座標トラッキングがオンに設定されている場合、このフィールドに表示した値は、ポインタが新しい座標を送るとただちに上書きされます。box の値が -1 または -2 の場合、highlight 引数は無視されます。

N/A