Visual LISP がロードされているときに、AutoLISP 言語で使用される一部のシンボルの値を変更しようとすると、警告メッセージが表示されることがあります。
これらのシンボルをプロテクト シンボルといい、たとえば算術演算子( + 、 - など)や、値 T や nil があります。
Visual LISP のシンボル サービス機能を使用すると、シンボルが保護されているかどうかを調べることができます。AutoCAD を最初に起動したとき、プロテクト シンボルが特別に保護されてるわけではありません。AutoCAD のコマンド プロンプトでプロテクト シンボルを変更しても、そのシンボルに特別なステータスがあるという警告は表示されません。しかし、Visual LISP を起動すると、この状態が変更されます。Visual LISP を起動してから AutoCAD セッションを終了するまで、プロテクト シンボルの変更は一切禁止されます。プロテクト シンボルの処理は、Visual LISP の環境オプションの状態によって異なります。
次のいずれかのオプションを選択できます。
コマンド: (setq t "look out")
; *U* 警告: プロテクト シンボルへの割り当て: T <- "look out"
"look out"
[はい]をクリックすると処理が中断され、Visual LISP のブレーク ループに入ります。コントロールが Visual LISP の[コンソール]ウィンドウに切り替わります。シンボルを設定して処理を続けるには、Visual LISP のツールバーから[続ける]をクリックします。変更を中止するには、[リセット]をクリックします。[いいえ]をクリックすると、シンボルの値が変更され、通常通り続けて処理されます。