シンボル フラグ リファレンス(Visual LISP IDE)

シンボルに特定のフラグを割り当てて、デバッグおよび使用方法をコントロールすることができます。

注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。

次のシンボル フラグ オプションを使用できます。

[トレース] (Tr)

このフラグを設定すると、([シンボル サービス]ウィンドウにシンボルとして表示される)ユーザ定義関数のトレースがアクティブになります。トレースはシンボルが関数のときだけ行われ、評価されている式はシンボル名を関数として使用します(たとえば、ローカル変数名として使用されません)。

[割り当てを保護] (Pa)

このフラグを設定すると、保護されたシンボルに値が割り当てられません。たとえば、シンボル PI は保護されたシンボルです。既定では、AutoLISP の組み込み関数名であるすべてのシンボルは、割り当てが保護されています。

注: 明示的に setqset、または defun が呼び出されたときだけ、シンボルへの割り当てが保護されます。ユーザ定義関数の引数リストの中に保護されたシンボルをバインドすると、そのシンボルは変更されません。
[入力時にデバッグ] (De)

このフラグを設定すると、関数がデバッグ情報とともにロードされたかどうかに関係なく、各関数呼び出しの位置でブレークポイントが設定されます。[入力時にデバッグ] (De)フラグは、load または defun 実行中ではなく、各関数呼び出し時にテストされます。

注: Visual LISP では、すべての SUBR および EXRXSUBR シンボルの[入力時にデバッグ]フラグが無視されます。
[AutoCAD に書き出す] (Ea)

この(Ea)フラグを設定すると、このシンボルに関連付けられた関数が外部サブルーチンとして定義されます。これにより、ObjectARX および .NET アプリケーションで関数を使用できるようになります。