vlax-make-safearray (AutoLISP/ActiveX)

セーフ配列を作成します。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

構文と要素

(vlax-make-safearray type '(l-bound . u-bound) ['(l-bound . u-bound) ...)]
type

タイプ: 整数型

セーフ配列のタイプ。次の定数の 1 つを指定します。

vlax-vbInteger (2): 整数

vlax-vbLong (3): 長整数

vlax-vbSingle (4): 単精度浮動小数点数

vlax-vbDouble (5): 倍精度浮動小数点数

vlax-vbString (8): 文字列

vlax-vbObject (9): オブジェクト

vlax-vbBoolean (11): 真偽値

vlax-vbVariant (12): バリアント

括弧内に示した整数は、定数の値を示しています。AutoCAD の将来のリリースで値が変更されたときのために、引数には整数値ではなく、定数を指定することをお勧めします。

'(l-bound . u-bound)

タイプ: 整数型

次元のインデックスの下限と上限。

戻り値

タイプ: セーフ配列

作成されたセーフ配列。

注意

最大 16 次元の配列を定義することができます。配列の要素は、次のように初期化されます。

数値

0(ゼロ)

文字列

長さ 0(ゼロ)の文字列。

真偽値

:vlax-false

オブジェクト

nil

バリアント

データなし(vlax-vbEmpty)

倍精度実数を含み、インデックス 0(ゼロ)から始まる 1 次元セーフ配列を作成します。

(setq point (vlax-make-safearray vlax-vbDouble '(0 . 3)))
#<safearray...>

vlax-safearray->list 関数を使用して、セーフ配列の内容をリストとして表示します。

(vlax-safearray->list point)
(0.0 0.0 0.0 0.0)

結果は、配列の各要素が 0(ゼロ)に初期化されていることを示しています。

各次元がインデックス 1 から始まる文字列の 2 次元配列を作成します。

(setq matrix (vlax-make-safearray vlax-vbString '(1 . 2) '(1 . 2) ))
#<safearray...>