エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)を使用すると、ポリゴン メッシュのエッジ リングの全体または部分を使用して、ポリゴン フェースの選択と分割を行うことができます。
エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)は、ポリゴンメッシュの広い領域にわたりディテールを追加したい場合や、ユーザ定義パスに沿ってエッジを挿入したい場合に便利です。
エッジ リングの詳細については、エッジ リングを選択するを参照してください。
エッジ ループの挿入とは、選択したエッジ リングのポリゴン フェースを分割することです。エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)により、エッジ リング全体、エッジ リングの一部、または多方向エッジ リングに 1 つまたは複数のエッジ ループを挿入することができます。
可能なワークフロー シナリオは次のとおりです。
ポリゴン メッシュのエッジ リング全体を使用してエッジ ループを挿入するには
エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)設定エディタが表示されます。
位置の保持(Maintain position)をエッジから相対距離(Relative distance from edge)に設定すると、プレビュー ロケータが該当エッジに沿ったパーセンテージ距離(25%、50% など)に基づいて配置されます。自動完了(Auto complete)をオンにすると、エッジ リング全体を選択し、該当フェースをすぐに分割することができます。
選択されたエッジ リング内に、クリックしたエッジと直交する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータ ラインが表示されます。エッジ ループ プレビュー ロケータは、マウス ボタンを放したときに新しいエッジ ループがメッシュに挿入される位置を示します。
選択したエッジ リングのポリゴン フェースに新しいエッジ ループが挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、エッジに対して別の操作を実行することができます。
たとえば、選択したエッジ ループを移動ツール(Move Tool)で移動したり、メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。
部分エッジ ループをポリゴン メッシュに横断的に挿入するには
エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)設定エディタが表示されます。
自動完了(Auto Complete)オプションをオフにすると、マウス ボタンを放した後、自動的にエッジ ループを挿入せずに、部分エッジ リングを選択することができます。
エッジが選択され、クリックしたエッジ上に選択を示す緑色の頂点が表示されます。
1 番目にクリックしたエッジと 2 番目にクリックしたエッジの間のすべてのエッジが選択され、選択したエッジ リングを横断する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータが表示されます。プレビュー ロケータは、メッシュを横断して新しいエッジ ループが挿入される位置を示します。
エッジ ループが、ポリゴン メッシュのエッジ ループ ロケータによって示される位置に挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、それに対して別の操作を実行することができます。
たとえば、選択したエッジ ループを移動ツール(Move Tool)で移動したり、メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。
多方向エッジ ループを挿入するには
エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)設定エディタが表示されます。
自動完了(Auto Complete)オプションをオフにすると、マウス ボタンを放した後、自動的にエッジ ループを挿入せずに、多方向の部分エッジ リングを選択することができます。
エッジが選択され、クリックしたエッジ上に選択を示す緑色の頂点が表示されます。
1 番目にクリックしたエッジと 2 番目にクリックしたエッジの間のすべてのエッジが選択され、選択したエッジを横断する緑色の点線エッジ ループ プレビュー ロケータが表示されます。プレビュー ロケータは、メッシュを横断して新しいエッジ ループが挿入される位置を示します。
エッジ リング選択パスの方向は複数回変更することができますが、そのパスが既存の選択領域を交差してはいけません。選択パスが自己交差すると、ツールのエッジ挿入モードで、エッジ ループを挿入する場所を決定できなくなります。このような場合は、複数回のエッジ 分割操作が必要になります。
エッジ ループが、ポリゴン メッシュのプレビュー ロケータによって示される位置に挿入されます。新しいエッジ ループは選択状態になっているため、それに対して別の操作を実行することができます。
たとえば、選択したエッジ ループを移動ツール(Move Tool)で移動したり、メッシュの編集 > 押し出し(Edit Mesh > Extrude)を選択して押し出したり、エッジ ループの選択をフェースへ変換したりします。
エッジ リング(Edge Ring)の選択でエッジの選択が予測どおりに行われない場合は、エッジ リングおよびエッジ ループの選択に関するヒントを参照してください。
ツールがアクティブであっても、マーキング メニューを使用して、エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)のオプションの多くをオン/オフにすることができます。これにより、ツール オプション ウィンドウを再び開く必要がなく、ワークフローが簡略化されます。
エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)がアクティブなときにツール オプションを変更するには
マーキング メニューに、自動完了(Auto Complete)、エッジから絶対距離(Absolute distance from edge)、エッジから相対距離(Relative distance from edge)、複数のエッジ ループ(Multiple edge loop)と、エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)の各オプションが表示されます。
この後、エッジ ループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)を続けて使用すると、選択したオプションが使用されます。