このタスクでは、ゲート位置解析を使用した適切な射出位置の選択および設定方法を説明します。ゲート位置解析は成形品形状に基づいて適切な射出位置を提案します。
ゲート リージョン ロケータ アルゴリズムを使用したゲート位置解析では 1 つの結果が出力されます。この最適ゲート位置結果は、ゲートの最適な位置は成形品の上面中央などの青色の領域内であることを示しています。
パーティング平面が成形品の底面側にあるため、ランナーはこの平面に設けます。
上記の点を考慮すると、射出位置として、成形品底面の円弧のエッジ部分が考えられます。最適ゲート位置結果は、成形の観点からこのゲート位置の適性を判断するうえで役に立ちます。
この例では、最適ゲート位置結果は約 0.60 (60%)という数値を示しているため、ゲート位置が設定可能な位置であることがわかります。