温度による加熱制御

このオプションでは、金型の任意のノードに温度しきい値を設定できます。そのノードがこの温度に到達すると加熱が停止します。このオプションを使用すると、金型が指定した温度に到達するのに長い時間がかかる場合があり、その結果、指定されたサイクル タイムが変更されることがあります。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、[急速加熱冷却の入口]ダイアログ ボックスの[加熱]セクションで[温度制御]を選択し、[指定]をクリックします。

プロパティ 説明
熱制御 飽和蒸気を使用して、金型を急速加熱します。蒸気温度の制御方法を、ドロップダウン リストから選択します。制御方法は、実際のコントローラの特性に応じて選択します。
  • 圧力による飽和蒸気: 飽和蒸気表を使用して、指定した圧力を対応する温度に変換します。
  • 温度による飽和蒸気: 指定した温度の飽和蒸気を管内に送り込みます。
  • 温水: [指定]をクリックして、水の流動の制御方法(圧力、温度、またはレイノルズ数)を選択し、入口の水温を入力します。
温度制御 温度を制御するには、次の値を指定する必要があります。
  • 目標温度: 金型を加熱して到達させる温度
  • 熱電対ノード: 温度を監視する金型の位置
サイクル制御 金型温度が指定した時間内に目標温度に到達しない場合、次のようなオプションがあります。
  • 型開閉時間の延長: このオプションでは、金型が温度に到達するまで、金型を開いたままに保持します。
  • 射出前の型閉時間の延長: このオプションでは、金型は閉じますが、金型が目標温度に到達するまで、射出が遅延します。
  • 射出の遅延なし: このオプションでは、金型が指定した温度に到達するしないに関係なく、次の射出を開始します。これにより、設定したサイクル タイムが維持されます。