Vault 履歴テーブルの管理

重要: Vault 履歴テーブルを有効化するためには、適切な所有者の権限を持った管理者でなくてはなりません。

図面の履歴テーブルを手動で更新するプロセスは時間がかかる可能性があります。特に設計のライフサイクルにわたって単純なプロパティの更新が必要になるような変更の場合は時間がかかります。Vault 履歴テーブル機能を使用すると、プロパティがジョブサーバを使用して同期化された場合に、Vault データを使用して、図面の履歴テーブルが自動的に更新されます。この機能により、ネイティブの CAD アプリケーションで各図面を更新するために開く必要がなくなります。

サポートされる図面

• AutoCAD 図面(.dwg)
• AutoCAD Mechanical 図面(.dwg)
• Autodesk Inventor 図面(.idw)
• Autodesk Inventor 図面(.dwg)

前提条件

注: システム プロパティの '履歴' はキーマッピングであり、列の見出しの少なくとも 1 つにマッピングする必要があります。
• Inventor の IDW および DWG の図面を更新できるようにするために、Autodesk Inventor がインストールされている。
• 履歴テーブル機能が有効になっている。
• ジョブサーバが、必要なステータス遷移のために同期プロパティ オプションが選択されて有効にされている。
• 適切な列の見出しが作成され、それらのプロパティ マッピングが、図面の履歴テーブルの列と Vault のプロパティとの間で確立されている。 

すべての前提条件が満たされると、サポートされている図面の履歴テーブルは、ジョブ サーバにプロパティが同期されるたびに、指定した Vault のデータで自動的に更新されます。このようにして、図面の履歴テーブルは、Vault からの適切な情報を使用して常に最新の状態に維持されます。

Vault 履歴テーブルの管理

管理者は、[履歴テーブルの設定]を使用して、Vault 全体での標準化のために、情報が図面の履歴テーブルに表示されるように設定できます。

重要: Vault 履歴テーブル機能は、[履歴テーブルの設定]を構成する前、または Inventor Vault Add-in と AutoCAD Vault Add-in で履歴テーブル機能を使用する前に、有効にする必要があります。