サンドイッチ モジュール

複合材料サンドイッチ プレートで解析を実行します。

サンドイッチ プレート
Helius Composite で、サンドイッチ プレートは厚いコアに貼り合わされているものの区切られている 2 つの同一の薄い積層で構成された矩形のプレートとみなされます。下の画像は、サンドイッチ プレートの形状とグローバル座標系を基準としたその位置と方向を表しています。サンドイッチ プレートの長さ(L)は、グローバル X 軸に沿っています。サンドイッチ プレートの幅(W)は、グローバル Y 軸に沿っています。サンドイッチ プレート全体の厚さは、T = 2Tf + TC です。ここで、Tf は表面板積層のそれぞれの厚さ、TC はコア材料の厚さです。Helius Composite はサンドイッチ プレートの解析に古典的積層理論を利用するため、解析は T<<W および T<<L の薄いサンドイッチ プレートに制限されています。この条件下では、古典的積層理論はサンドイッチ プレートの曲げ、座屈、振動の反応のモデリングに適しています。

サンドイッチ プレートの解析では、表面板の上部と下部のセットの両方に同じ積層が使用されていると想定されています。Helius Compositeは コアの上部と下部で異なる積層表面板が使用されているサンドイッチ プレートは解析しません。

サンドイッチ プレートの解析

[サンドイッチ]ドロップダウン メニューからアクセスする[サンドイッチ解析]ウィンドウでは[ビーム曲げ]、[パネルの曲げ]、[安定性]の 3 つの異なる積層サンドイッチ複合材解析機能にアクセスできます。[サンドイッチ解析]ウィンドウからアクセスできる 3 つの積層サンドイッチ複合材解析機能のそれぞれについて、以下に簡単に説明します。これらの 3 種類の解析機能の詳細な説明と使い方については、それぞれのページで説明します。
  1. ビーム曲げ: さまざまな横方向荷重タイプおよび境界条件に起因する、サンドイッチ ビームの横方向のたわみを計算します。
  2. パネルの曲げ: 等分布横方向荷重に対する単純支持サンドイッチ プレートの横方向のたわみを計算します。
  3. 安定性: さまざまな固定および単純支持境界条件の等軸面内圧縮に従う積層化されたサンドイッチ プレートの臨界座屈荷重を計算します。

[サンドイッチ解析]ウィンドウには 5 つのタブがあります。最初の 2 つのタブは[積層]タブおよび[サンドイッチ形状]タブです。積層とサンドイッチ形状を定義したら、3 つの解析タブからいずれかを選択してビーム曲げ解析、パネルの曲げ解析、安定性解析を実施します。これらのうちの 1 つを選択すると、フィーチャ固有のオプションを使って、選択した解析の側面を定義することができます。これらのタブについての詳細は、下記に示す各セクションで説明します。