どのようなブラシを使用する場合でも、ブラシのタイプをそれぞれ消去(Erase)、塗り付け(Smear)、ブラー(Blur)に設定すると、シーン内のストロークで消去、塗り付け、ぼかしの効果を出すことができます。その際、ブラシのシェイプは保たれたまま、既存のストロークが操作されます。たとえば、リーフのシェイプのブラシでペイントする場合は、リーフがペイントされる領域内で、ストロークに対して消去、塗り付け、ブラーの適用が行われます。
消去タイプのブラシはアルファ値を 0 でペイントします。シーン ペインティング ビューや最終レンダーではストロークが真っ黒に表示され、消去効果が確認できない場合があります。しかし、アルファ マットでは「穴」を作り出すため合成ワークフローでは役立つ場合があります。
シーン ペインティング ビューでペイントに消去、またはペイントに塗り付けやブラー(ぼかし)を適用するには
- を選択して、ペイント エフェクト(Paint Effects)ウィンドウを開きます。
- ペイント エフェクト(Paint Effects)ウィンドウで、を選択します。
- 次のいずれかを実行します。
- スタイラスや圧力対応のタブレットを使用している場合、必要に応じて、圧力マッピングを変更します(最大 3 つのブラシ アトリビュートをスタイラスの圧力にマップすることができます。スタイラス圧力のマッピングの詳細については、「3D ペイントのセットアップをする」のブラシをスタイラスの圧力に反応させる(Make the brush respond to stylus pressure)を参照してください。
- 圧力マッピングを無視するには、を選択して、オフにします。スタイラスではなくマウスを使用してペイントを行う場合は、圧力のマッピングをオフに設定しておいた方がいいかもしれません。
- コンテンツ ブラウザ(Content Browser)()内またはシェルフ上で、ストロークの消去、塗り付け、ブラーの適用に使用するプリセット ブラシをクリックして選択します。選択したプリセット ブラシのアトリビュート設定はテンプレート ブラシにコピーされます。
- を選択し、深度でペイント(Paint at Depth)をオンにします。
- を選択します。ペイント エフェクト ブラシ設定(Paint Effects Brush Settings)ウィンドウが表示されます。
- ブラシ タイプ(Brush Type)から消去(Erase)、塗り付け(Smear)、またはブラー(Blur)を選択します。
- チャネル(Channels)セクションの深度(Depth)をオフに切り替え、ペイント エフェクト グローバル(Paint Effects Globals)ウィンドウの深度の強制(Force Depth)をオフに切り替えます。
- シャドウ エフェクト(Shadow Effects)で、フェイク シャドウ(Fake Shadow)をなし(None)に設定します
- 必要に応じてテンプレート ブラシの設定を変更します。テンプレートブラシの設定の変更方法については、「ペイント エフェクト ブラシ設定」を参照してください。
- 消去、塗り付け、ブラーの適用を行う領域をドラッグします。
ヒント: ブラシ タイプを消去、塗り付け、またはブラーに設定した任意のプリセット ブラシを作成してシェルフに保存しておけば、該当の操作が簡単になります。ブラシの作成と保存の詳細については、新しいプリセット ブラシを作成するを参照してください。