テクスチャを最適化フォーマットに変換する

テクスチャを最適化フォーマットに変換して、レンダリングの効率性を上げることができます。Maya では自動的にシーン ファイル内のテクスチャが最適化フォーマット(.map)に変換されます。この機能はメモリを最適に使用するので、より大きなシーンや高解像度のシーンをレンダーすることができます。この機能によって、ネットワーク レンダーのパフォーマンスを向上させることもできます。

最適化フォーマットへの変換は、レンダリング開始前に実行するか、またはレンダリング プリファレンス(Rendering Preferences)最適化されたキャッシュ テクスチャを今すぐ更新(Update optimized cache textures now)オプションを選択してトリガすることができます。最初にレンダーした後は、新しく修正されたテクスチャのみが再変換されます。このような最適化テクスチャはレンダリングにのみ使用します。オリジナルのテクスチャはそのままになっており、引き続きインタラクティブ ディスプレイ、UV 配置などのタスクに使用できます。

機能の利点

最適化テクスチャ フォーマットについて

最適化テクスチャ フォーマットはマルチ解像度の機能を持つ非圧縮フォーマットであり、格納されている各レベルはタイルでフォーマット設定されています。シーン内でテクスチャが参照されているときには、ピクセルが読み取られることはありません。レンダーに必要なタイルのみが必要に応じてロードされます。タイル化可能なフォーマットを使用して、同一イメージの複数の解像度を格納して正しくフィルタします。その結果、最適化テクスチャ ファイルはオリジナルのものよりも大幅に大きくなります。

注:
  • この機能のプリファレンスは、ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プリファレンス(Windows > Settings/Preferences > Preferences)を選択して設定できます。レンダリング(Rendering)セクションで優先レンダラ(Preferred renderer)として mental ray を選択します。詳細については、レンダリング(Rendering)プリファレンスを参照してください。
  • シーン ファイル内のテクスチャがすでに .map フォーマットになっている場合でも、これらのファイルを変換したり、レンダリング プリファレンス(Rendering Preferences)ウィンドウのカスタムの場所(Custom Location)で指定したキャッシュの場所に引き継ぐことができます。